北の国から、を見た。

オンエアから遅れること数日。
このシリーズが大好きな夫・大将のためにビデオ録画しておいたものを、二日に分けて鑑賞した。

大将が帰宅後、息子のドラが寝静まってからやや睡眠時間を削りつつ見たわけで。
(なぜか口調が北の国から。)

財布のヒモと同じくらい涙腺もゆるい夫婦なもんで、泣きましたともさ。
「動物と子供」と同じくらいズルイ!と思える「家族愛」という手法がつかわれているこのドラマ、相当な視聴率をとったらしい。

私はこのシリーズを制覇はしていない。
今までの流れ、大体のストーリーはつかんでいる程度だ。
見ればのめりこんで泣きもするし笑いもするが、見逃したからといって地団駄を踏むほどの思い入れはない。
全シリーズ制覇の大将は「見逃すことは許されない!」と気合が入っていた。

多少の温度差はあったけれども、二人して同じところで目を拭くってのは面白かった。
そして純が五郎(田中邦衛)に、蛍が母親(いしだあゆみ)にソックリになってきたねぇ!と二人でほぼ同時に口にしてしまい、ちょっと怖かった。

高視聴率の裏側では、このドラマを支持しない人も当然いるわけで。
私にはその気持ちもなんとなーく分かる。
あまりにも「優良図書」っぽいからね。
「人情ドラマ」が肌に合わない人もいるしね。
実はそういう人、私は結構惹かれるんですわ、ほほほ。
惹かれるけれどもちょっと勿体無いなーと思わないでもない。

今回の「北の国から・遺言」はとにかく役者陣が豪華で!
もともと芸達者な俳優をずらりと揃えていたのに、プラス杉浦直樹唐十郎
見ごたえがありましたねー。
そしてまぁ、あの北海道の厳しい冬をよくぞあそこまで映像にしたようなぁという点だけでも見る価値があると思った。

でも私のなかでは、今年のドラマベスト1は木更津キャッツアイなのさ。
今年の…どころではなくて、これまで見た中で一番好きだな、きっと。

最後にやっぱりKCEネタかよ…と自己ツッコミしつつ去る。