中国三千年の歴史

あまりの腰痛に耐えかねて、整体に行った。
前から通っていた所は突然2000円も!値上げしたので納得がいかず、別の整体院を試してみることにしたのだ。

そこは「中国気功整体院」という、ちょっと怪しげ?な気配も漂うマンションの一室。
予約の電話を入れた時から中国の方だということは分かっていたのだが、実際に顔を拝見するとそれはそれは正しく中国的美男な50歳くらいの先生が現れた。
その時点でとっても嬉しくなった私は、やっぱり単細胞である、ふっ。

簡単な問診表を書いて、いざ診療台へ。
(どうでもいいけどあの台でうつぶせになると、どうしたって顔がつぶれる。
帰る時に頬っぺたがチョナン・カンになってしまうし、眉毛の濃さが左右バラバラになっていたりもする。この点を改良してくれる診療台を強く私は望む!)

整体といってもホネをバキバキする感じではなく、まずは全身のコリをほぐして悪い部位を確認しているようだった。
これがもうやたらと気持ちいい!涎が出そう、腑抜けになりそ〜!
簡単な足裏マッサージまであり、「そ、そこはイタっ!」「ううっ…」などという私にその都度「ウーン、腎臓」とか「やっぱり腰ね」とか「ストレス〜♪(ナゼ機嫌良く言うの?)」とか教えてくれる先生。
肝心の腰痛は「吸い玉」およびマッサージと腰骨回しで治療。
吸い玉というのは、電球の笠のようなガラスの器具で血行をよくするものと思われる。
特に気持ちがいいものではないが、不思議な感覚。
ちょっと日本語が不安定な先生と中国の話などをしながら、吸い玉がカチャカチャとぶつかり合う音を聞いていると懐かしいような宇宙船の中のような(行ったことあるんかい!)ぼわーんとした浮遊感を味わえる。

こうして桃源郷な1時間は過ぎた。
結論。新規開拓はすべし!
急激な値上げには断固抗議すべし!
腰痛はすっきり全快とはいかないが、随分軽くなったのは確かだ。

先生謝謝!再見!図書館!(は?)
万歳、中国三千年的歴史!!