福岡・4月1日のいまさら日記

(5月1日付からの続き)

駅まで車で迎えに来てくれた姉と博多弁でしゃべるうちに、どんどん自分が福岡に馴染んでいくのを感じる。
普段は一応?標準語で話していて、それは別段無理をしているわけでもなんでもないのだが、博多弁で話していると脳細胞の一部分が活性化してくるような気がするのはなぜだろう。
知らないうちに封印している博多モードがよみがえり、なんか楽。
とっても楽。
すごーく楽。
ドラは隣でちょっときょとんとしている。

姉宅は相変わらずきちんと片付いていて広くて快適。
姉妹なのにどうしてこんなに違うのかしらー、私がただズボラなだけかー、と頭の中で自問自答&自責自省。
しかし出してもらったウェルカムビールを飲むうちに「まぁどげんでもよかー」と小確幸(小さく確実なる幸せ…村上春樹氏の造語)の宇宙へ。
ドラは早速マルスグレートデン・オス)と思うさま戯れていて、たぶんこちらも小確幸の庭。

2年ぶりに会った甥っ子Yくん(現在高2)・Hくん(現在中3)は二人とも背が伸びてますますカッコよくなっていた(おば馬鹿?)。
Yくんはメガネをかけてちょいとイチロー風、Hくんは凛と涼しげな仏様みたいな顔。
おばちゃんはどっちもタイプよ。(タイプゆうな!)
何よりも嬉しかったのは、二人ともドラのことを年の離れた弟のように可愛がってくれたこと。
マジックをしたりトランプをしたりテレビを見たり、リビングで三人が頭を突き合わせている様子は微笑ましく温かくずっと見ていたい風景だった。
このひとたちは(そして自分も)血がつながっているのだなぁと思うと、なんとも不思議な気持ちに。
ほんわかしながら姉夫婦と語らいお酒を飲んでさらにほんわり。(ただのヨッパ?)

気づくと夜11時。
普段こんな時間まで起きていることはないドラが興奮して眠たがらない。
しかし幾らなんでも遅いのでなだめすかして布団へ。
寝ない!と言っていた割にあっけなく寝付く。

電車にたっぷり乗って富士山を見て飛行機にも乗って、大好きな犬と久しぶりに遊び、いとこのお兄ちゃん達にかまってもらって大満足な寝顔。
今頃まだ働いているであろうお父ちゃんのことをちらっとも思い出さない風であったことは、大将(夫・仮名)には黙っておこう、そうしよう。

続く。