80年代

いつものようにFM東京を流しながら朝食の支度をしていた26日午前6時過ぎ、「マイケル・ジャクソンさんが救急車で運ばれました、一部には既に亡くなったという報道もあります」というニュース速報が耳に飛び込んできた。
まさか!やっぱり!どうして!…が一瞬にして入り乱れ動揺する自分に驚いた。

特にファンだったわけではない。
しかし80年代に最も洋楽を聴いていた私にしてみれば、彼の名前は一つのジャンルになっている。
マイケル、マドンナ、シンディ・ローパー、ホイットニー、ビリー・ジョエル、スタカン、スティング、SOS、PSB、スティービー、ホール&オーツ…いまでも当時のカセットテープ(古っ!!)が納戸の片隅に沢山眠っている。
学食でのとりとめもないおしゃべりや仲間たちとのドライブや、サークル活動のなんちゃってバンドや当時つきあっていた人とのデートやらをあっという間に甦らせてくれる音楽。
80年代は、今にして思えばいわゆる「青春ど真ん中」だったんだなぁと思う。
(大きな声では言えないが不惑の今でも気持ちは青春真っただ中っす。身体は全然ついてこないけどー。脳みそも老化まっしぐらだけどー。)

のちに様々な問題を抱えることになったマイケルだが、あの頃は燦然と輝くスーパースターだった。
彼に憧れていた5人が「スマスマどっきり」で本人に会ったときの呆然とした顔を見ても、彼がどのくらい雲の上の人だったか知れるというもの。

ケーブルの音楽チャンネルで追悼特集をしていた。
WE ARE THE WORLDを久しぶりに見たらなぜだかちょっと涙が出た。

どうぞ安らかに。

**************************

昨日は高校時代からの友人タルーラ(仮名)&その息子くん(2歳10か月)と会えた。
息子くんは3月に会った時より更に表情が豊かになっていて、言葉も増え興味の幅が広がり目覚ましい成長ぶりだった。
このころの数か月は大人になっての数年に匹敵するのかもしれない。
成長って眩しいなー!と思うくすんだ不惑(気持ちだけは青春とか言ったくせして)。

タルーラとは80年代からのつきあいだ。
お互いばーさんになって色んなことを忘れても、あの頃の空気は思い出せるんじゃないだろうか。
女子高の風景もバブリーなハタチそこそこも、ロス五輪も天皇崩御も、大学近くのカフェもノルウェイの森も(1Q84いつか読みたいなぁ)。
ばーさんになっても語りたし。