グラン・トリノと官僚たちの夏と任侠ヘルパー

今日はドラ(息子・仮名)の終業式、というわけで夏休み前のかけこみ日記。
そしてかけこみ映画とかけこみTVの話題を。

近所の映画館でグラン・トリノを一週間限定上映していたので観てきた。
クリント爺さん(こら!)が格好良すぎて痺れた…。
戦争に深く傷ついた内面を抱えたままの頑固爺さんに訪れた「妻の死」と「異人種との出会い」が、彼をどのように変えていったか。
説明過多でなく、重いテーマでもテンポよく(ユーモアさえも交えながら)展開していく脚本と演技が素晴らしかった。
ただ、タチの悪いチンピラどもと可愛げのない孫娘の描写はちょっと一面的すぎるなと感じた。
そうしないと焦点がぼやけて収拾がつかなくなるのかもしれないが。
いずれにせよ見応えのある映画だった。

妻を亡くし一人で暮らす偏屈な爺さんの姿に、福岡の父を少し重ねてしまった。
うちの父はあんなに屈強ではないし子供や孫たちとの関係も悪くない(と信じている)が、頑固さ加減はいい勝負かもしれない。

もうひとつ、つい父を重ねて見たのがドラマ「官僚たちの夏」(録画しておいた1・2話をまとめて消化した)。
戦後の日本で奮闘する熱い男たちの話。
父は官僚でもメーカー勤務でもなかったが、あのころの志は通じるものがあったろうと思う。
志。
この言葉を、迷走する政治屋さんたちに捧げたい昨今。

そんなことはおいといて。
目下私を最も熱くしてくれるドラマが「任侠ヘルパー」なんですが☆(急にテンション高く女子モード☆幾つになっても女子モード☆)

二話の彦一も、ワルい顔が半端なくカックイー!メイサかっけー!与六かばえー!とアホ丸出しで萌えてますがいいんでしょうか。
萌えつつも介護という現実にずしりとくる部分はあり、ドラマ的ファンタジーでコーティングされていなければ辛すぎる…と思うにつけ、「任侠」という異次元と「クサナギツヨシ」という逸材をここに配置したのは、なんて素晴らしい手腕だろう!と(誰だかしかとは知らないその人?その人たち?に)感服。
ところでストーリーとは関係ないが、「りこ」という名前(メイサの役名)がしっくりこない。
甘すぎる響き。
その辺も何か含みがあるのかな。

あっ、ヤバいもうこんな時間っ!
本日のかけこみスミコ、強制しゅうろ〜!