ユートピア

いまの私のユートピアはターロウブログ。
昨日ワニ会、今日は九円。
以上。

って、そこで終わったらあきまへん。
ターロウ読んでない方にはまったく意味不明だし。
読んでいる方にも後半部分(スミコの発作なので)意味不明だし。
今日の話題の中心はスマではなくてドラ(息子・仮名)のはずだ、そうそうそうだった。

そもそもユートピアってなんじゃらほい。
楽園?あってほしいけど現実にはない場所?心の休まる秘密の花園

どの定義でもいいし、他の定義でも構いませぬ。
少し前にドラと話していて浮かんだ言葉が「ユートピアの喪失」だったもので、感覚的に捉えていただければ幸いっす。

小4といえば9歳か10歳。
10歳前後は子供の成長過程でとても重要な時期であると、河合隼雄さんの本で読んだことがある。
後で振り返った方がもっとよく理解できるのかもしれないが、すでになんとなく「こういうことか…」と思う。

ひとりひとり、成長の早さは違う。
(何を持って成長というのか、子供っぽいとか大人っぽいとかの違いはどこか、難しいけど。)
ともかく、現時点でドラはかなり「子供っぽい」子供なのだと思う。
思ったことを口にする、素直に喜怒哀楽を表現する、いつも一生懸命である、正義感が強い(最後の二つはこれまでの担任の先生方が異口同音に言われたのでどうもそうらしい)。

だから多分、先生方にとっては「はきはきした良い子」で一部のクラスメイトからは「KYでうざい」存在なんだろうな。
これはドラが持って生まれた個性でもあり、生育環境からの影響もあるのだろう。

そしていまだに明るい未来とサンタクロースを信じているような子供だ。
(後者のことはちょっと疑っていたけども。)

ああ、そりゃうざいだろうな…と思ってしまう私は、10歳のころなんて相当「ひねくれて大人っぽい」子供だったっけ。
そんな私にもユートピアはあったし、いまでもあるんだけれど。

ドラのことを「KY!」と言い捨てる子供たちには、ユートピアがあるんだろうかとふと考える。
偉そうに心配するな、っていう声も聞こえる(スミコ分裂気質につき)。

あの子もこの子も、出会ったころは真っ直ぐな瞳だったのに…なんてこともつい思ってしまう。

誰かを傷つけるのは誰かから何かから傷つけられているから。
楽しいことを、美しいことを、心の中に増殖させられればなぁ。