鹿女と鴨

相変わらず地震が続いている。
何かの番組を見ていてテロップに地震情報が流れると「鹿男あをによし」を思いだす。

あのドラマ好きだったなー。
誰かサンカクで大鯰を止めて!なんてことをぼーっと夢想している今日この頃。

なんなら私が!
かつて巫女なんていう大層なHNを使っていたこの私が!などという無茶な妄想までする鹿女スミコでありんす。
で、大鯰の動きを封じ込めたら古代くんの出番なのでよろしくね木村さん…スターシャのしゃはしゃしゃまるのしゃ!と一連の空想世界を終わらせるわけだ。

これじゃ「鹿女」じゃなくて「馬鹿女」か。

大震災の起こった日、友人から借りた森見登美彦氏の「夜は短し歩けよ乙女」を読んでいた。
もともとファンタジー好きなんだが時期も相まってどかんと嵌った。
今は、幼少期に愛読した佐藤さとるさんのコロボックルシリーズ(講談社青い鳥文庫)をドラ(息子・仮名)と競いあうように読んでいる。

これはハッキリとした逃避だ。
身体は現実を生きているけど魂が遊離し続けている。
ゆうたいりだつー。
(やっぱり馬鹿女)

本当はこんな馬鹿話を書いている状況ではないのだ。
震災のことや原発のことだけではなくて、プライベートな問題にも頭を抱えているってのに。

だからこその逃避なんだけどね。
スマに逃げファンタジーに逃げ妄想に逃げ。

んなこと書いてたら信じられないことが起きた。

うちのベランダに鴨が居た。
ベージュに緑の差し色が美しい…とか観察してる場合と違う。

なんでこんなところに?
そうか、近所の水鳥公園から散歩に来たのか!(散歩ちゃうやろ)
しかしそんなに寛がれても困りますけん!
うちのベランダで昼寝されても何もお出しできませんけん!
結構な大きさで突然バタバタされるとかなりビビりますけん!

そのうち出て行くかと思ったがベランダ倉庫の隅に畳んで積み重ねている段ボールの下に潜り込もうとする。

いかん!そこ住むとこちゃう!しかも崩れたら危ない鴨しれん!鴨だけに!とかデーブスぺクター化してる場合とちゃう!

必死でベランダ外に誘導するも知らんぷり。
振り回されること一時間以上!

最終的に「あなたの家はここじゃない。○○水鳥公園でしょ!」と懇々と説得したらスーッと飛び立っていった。

本当です。
話を膨らませたりしてません。

あの鴨…なんだったんだろう一体???