ロングショットで見れば

四月になってしまいました。
 
今年の二月〜三月の凄まじさときたら、昨日の「春の台風」に一歩も引けを取らない感じだったのでこの日記もこっそり?やってるツイッターも、スマ番組の視聴や雑誌チェックもすべて棚上げ状態で過ごしていました。
(とはいえスマ番組はちらほら見ていましたけど。いまだに心から楽しめる環境ではないですが、それでもいつも励まされています。)

何が起きてどうなっているのか。

詳しいことを書きたい欲求と、ここで書くのはいかがなものかという葛藤がないまぜになっています。

ただ、今の時点で言えることは「最悪の状況は脱したはず」ということです。

突然(まだハッキリとした病名は診断されていませんが)父は精神の病に襲われ、色んな事を「やらかし」て強引に単身上京した挙句さらに症状は悪化、3月下旬に千葉のとある病院に入院することとなりました。
その間の修羅場たるや、本当にこれが現実に起きていることなのかと疑いたくなるようなことばかりで…私自身も心身が参ってしまって(睡眠障害・嘔吐・下痢・じんましん・食欲不振と豪華フルコース)病院通いもしました。
(今はだいぶ立ち直っております、体重はたいして減ってないし!←そこ?)

ドラ(息子・仮名)の小学校卒業式、中学一日入学、その後に続く春休み、3歳になる前から通っていた体操スクールの卒業などが重なる日々でしたが、残念ながら「それどころではない」毎日。
でもおかげさまでドラは親が思っていた以上に成長していて、落ち込む私を慰めてくれたり笑わせてくれたり。
多忙を極める大将(夫・仮名)も全力で支えてくれて、ここまで深く彼に感謝したことは結婚以来初めてかもしれません(…えっ?)、自分だって滅茶苦茶大変なのに有難う大将!(ここで言ってもな…)

とにかく病識のまったくない父を、なんとか入院させることができたのは大きな大きな一歩でした。

入院している父の面会に行けば行ったで気が滅入ることも多いのは事実です。
一喜一憂してはいけない、心を強く持たねばならない、切り替えて明るく生きなくては…など自分に毎日言い聞かせています。
同時に、「怒り」よりも「悲しみ」を自分の中にたっぷりと抱えこんでしまう自分を、面倒くさくてもそのまま認めてやろうとは思っています。
吐きそうなほど面倒くさいけど。

昔から好きなチャップリンの言葉。

「人生はクローズアップで見れば悲劇 ロングショットで見れば喜劇
Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.」

今の自分や父の状態が「悲劇」とは思っていません。
かなり稀有な体験であるでしょうし、今現在は辛くてもきっと自分を成長させてくれるはずだと信じているから。
凹むことも泣いてしまうことも昔のトラウマまで甦ってへろへろになることもあったこの一か月。
クローズアップで見れば「ちょっと悲劇的な不運」だったかもしれない。
でもロングショットで見ればまさに「とても喜劇的なあれやこれや」だと思います。

いつか姉と姉家族、大将とドラと一緒に笑い飛ばしてやります。
そのためにも、「本来の父」でなくなってしまった「病気の父」のことも大事に大事にしたい。
私にとっては物凄い修行ですが、ロングショットで大笑いするためにふんばります。

少しでも「本来の父」を取り戻してくれたら…と願いつつ、でもあまり期待はしすぎず、ちゃんと明るいことも考えて味わって。

大丈夫、私にはスマがいる。
(そこは「家族」とか「友人」っていうとこやろー!!)
(まぁそれは言うまでもないことなので…言い訳?)

転がりながらも生きている、であります。(「ススメ!」の歌詞を一部引用)

で、スマコンはいつですか!!