温泉めぐり

千葉県にも意外に温泉が数多くあるのだが、私達夫婦はかなり制覇に近づいている気がする。
しかし・…最近はどこもかしこも温泉を掘ることにしたらしく(笑)、年々温泉の看板が増えているようだ。
嬉しい反面、ちゃんとした温泉かどうか疑心暗鬼になったりもする。
だけどはじめて行く温泉はいつでもウキウキさ!

七里川温泉

君津の山奥(渓流沿い)にある温泉で、千葉には珍しく天然硫黄泉。
とは言っても草津のような白濁の湯ではなく、透明で硫黄のにおいもかすか。
女湯はあまり広くないので開放感という意味ではポイントは低いが、
紅葉し始めた木々が窓から見える点はなかなか良い。
広間で食べたあゆの塩焼き定食も美味しかった。
温泉宿は古くて設備もいまひとつだが、のんびりした山の温泉としては及第点。

それにしても数年前にこのあたりを訪れたとき立ち寄らせてもらった清澄温泉がつぶれてしまっていたのがショックだった。
泉質は七里川温泉と似たり寄ったりだったが、野趣溢れる露天風呂があって好きだったのに。
後継者がいなかったのだろうか。一言いってくれれば…・・(?)。

曽呂温泉

鴨川にある千葉最古の温泉で、かねてより訪れてみたいと思っていたところ。
ここは泉質がとにかく素晴らしい!
重曹硫黄泉なので温泉卵のようなにおいがし、色は濃い茶褐色。
PHも8.7と高めなのでぬるっとしたお湯で、まさに美肌の湯である。
こちらの浴槽も決して広くはないし風呂場の設備も最低限といった感じだが、
泉質重視の私にはまったく問題なしだ。
悲しいかなここでドラがぐずり始めたのであまりゆっくりできず、休憩の広間にいた宿のおばあちゃんとお話ができなかったのが残念!
鄙びた宿だが、今度は泊まりたいものだ。

ここから更に足を伸ばして千倉にある南総庵の「あわびそば」と「天丼」(どちらも名物)を目指す。
久しぶりに食べたあわびそば、やっぱり美味しい!高いけど美味しい!
やわらかあわびたっぷりのこのおそばは年に一度でいいから食べたいと思わせるシロモノだ。
天丼も海老がプリプリで、ご飯に沁みた甘辛いタレもベリーグー!!
ドラは食べ過ぎて逆流現象をおこしていたが、その後はけろっとしていたので両親ともまったく心配せず(少しは心配したほうがいいかも?)帰路へついた。

いやぁ、やっぱり温泉はサイコーっすよぉ!