静岡へ

今年は本当に身内や知り合いに不幸の多い一年で、今日も静岡まで御焼香させていただくため行って来た。
伊豆半島には(温泉フリークなもので)よく行くが、静岡市に降り立ったのは初めて。
想像した以上に大きな都市で驚く。
それでいてのんびりとしたムードもあり、安倍川の土手でサッカーをする少年達をみて流石はサッカー王国!と納得しつつ静岡の風を吸いこんだ。

告別式が終わり、小腹がすいていた私達夫婦の会話。
大トラ「せっかく静岡まで来たんだから、なんか美味いもん食べない?」
スミコ「美味いもんって、なんだろ、静岡名物っていうと・…?」
大トラ「うなぎか!?(←鼻の穴が膨らんでいる)」
スミコ「浜名湖の?(←浜名湖静岡県だったかどうか考え中)」
大トラ「ドラも好きだしな、うなぎ。(←これ本当)」

美味しそうな鰻屋を探そうかとしていたところに「とろろ汁」の看板を発見。
大トラ&スミコ「これ、いいねぇ♪(←食べ物に関しての意見の一致は早い)」
というわけで、バスにのってとろろ汁を目指す。
丁子屋というそのとろろ汁屋さんは慶長元年創業という老舗で、歴史を感じさせる建物がとても良い。
そしてもっと良かったのはお味!
とろろはもちろんのこと、山芋でつくった揚げ団子も山菜も、畳鰯入りのお味噌汁も素朴でいながら上品で、ドラも夢中になって食べていた。

コブつきでの静岡日帰りは疲れたが、思いがけず新幹線に乗れたドラは嬉々としていた。
思いがけずいいお店にめぐり合えた大トラ&スミコも救われた気分だった。

それにしても今年は何度喪服を着たのだろう?
年をとれば仕方ないことかもしれないが、来年は慶事で出かけることのほうが多いといいなと心から思う。