気管支炎その2

(その1からのつづき)

誰か私を助けて〜と電話をしたくとも、しゃべると咳き込む日々は続く。
こんなに弱り果てた母に対してドラは情け容赦なく
「ママ、ごはん。」(=メシを食わせろ)
「ママ、ぎゅーにゅー。」(=牛乳を飲ませろ)
「ママ、ご本。」(=本を読んでくれ)
「ママ、う○こ!」(=オムツをかえろ)
「ママ、かいかい」(=痒い所に薬をつけろ)
と、傲慢亭主もビックリな要求を次々に口にする。
まぁ、元気なだけありがたいと思わねばなるまいが・…。
本音を言えば私だってご飯をつくってもらいたい。
立っているのもつらいのだから飲み物なんかも枕もとに運んで欲しい。
とにかく布団を引っかぶって寝ていたいのだ、気管支炎なんだぞ!(別に偉くはないが。)

それにしてもアンパンマンごっこはこたえた。
何の事はない、アンパンマン(のつもり)のドラが踏み台からジャンプするのを受けとめるだけの遊びなのだが、体力減退している母スミコとしては消耗著しいことこの上なかったのだ、ドラは飽きるまで繰り返すのだもの。

このように涙なくしては語れないような数日をすごしたわけだが、薬が効いたのか気合が勝ったのかなんとか快方に向かってきた。
ちょっとした奇跡のようだ、こうして日記まで書けるなんて。

大トラも土曜夕方に帰還したことだし(もちろん千枚漬け持参)14日のスマスマはゴロちゃんが(今度こそ本当に!)復帰しての生スペシャルだし、久しぶりの美酒を飲むためにも完治に向けて頑張るぞー!ゴホゴホ!!