父の教え

1月は母・姉・私の誕生日がコンパクトにまとまっている上に、2月1日は息子の誕生日。
なんだか「家族」について思い巡らすことの多い今日この頃、ちょいと両親の教えを思い出してみました。

この日記には確か初登場の父、イレブン(仮名・コンビニ経営者にあらず、本人使用のHNを流用)は一言で言うと多趣味人間。そして凝り性。
今はPC命!って感じである。
そんな父の言葉。

●「人を責めるときは必ず逃げ道をつくってやれ」

これは高校生だった私が何かの話題でイレブンをやりこめ(笑、若者の正義感まるだしって感じの議論だったと記憶する)「それはお前の言うとおりだな、しかし…」の次に出た言葉。
私はその時激しく羞恥した、ような気がする。

●「いい男にであったらダボハゼのようにつかまえて離すなよ」

OLとなった私がある日「なかなかおらんのよねぇ、いい男って。」とナマイキに溜息などついてみせた時、イレブンは「そうだ、いい男は少ない。しかし…」の後に続けた言葉だ。
ダボハゼのように、ってとこがポイントです(笑)。

●「行ってみればいいんじゃないか」

25歳のある日、東京への転勤話が打診されて動揺した私にイレブンは「お前は今上司に恵まれていない、尊敬できる上司のもとで働けるなら」と背中を押してくれた。母は行かないで欲しい、とさびしげだった。リリースする父性に感動したが、もちろんどちらも愛情だ。なんて有り難い(泣)。

●「読みすぎてわからなくなった!」

随分昔だがイレブンは邪馬台国に凝っていた。何冊も本を読みあさり、九州説・畿内説どちらともにうなづき、疲れ果てたある朝悟ったような顔でこう言った。そしてそれきり邪馬台国の謎は放置されたままだ。何事もやりすぎはよくない・・・ってか?(笑)

最近じゃ年のせいか、ちょっとガンコ爺になってしまったイレブンではあるがまた美味しいお酒を一緒に飲みたいものだ。

次回は母の教えの巻〜(予定は未定ですが。)