木更津キャッツアイ

私スミコが今一番はまっているドラマは「木更津キャッツアイ」。
今をときめくクドカン脚本の、小ネタ満載ツボだらけ、それでいてどこかじわっときたりもするドラマだ。
大トラも同じくはまっていて、毎週必ずビデオでチェックしている。
そんな影響もあって、今日は木更津に行ってきた。温泉もあるし♪

「ロケやってたりして」という下心は砕かれたが、ドラマに出てきた場所の近くを通るだけでも嬉しい。

スミコ「この商店街、キャッツアイって感じ!」
大トラ「にゃー。」
スミコ「あそこのタヌキ、出てたよね!?」
大トラ「にゃー?」
スミコ「おおなんとキャッツアイな映画館!!」
大トラ「にゃー!」

オバカな会話をしながらゆっくりと車で木更津市内を回る。

木更津という街はさびれた小都市で、駅前にはつぶれたそごうが風に晒され、地価下落率は日本一、かつ税金を滞納しているというとんでもない市長まで抱えている。
こんな風に書くと身も蓋もないが、私は嫌いではない。
信じられないくらい安い八百屋があるし、掘り出し物の地酒をそろえた酒屋も知っている。
それに温泉もあるのだ♪くどい?

キャッツアイに触れる旅はドラの「おんしぇーん!」という叫びにより打ち切り。
結構よく行く「スパ三日月・龍宮城」に向かった。
小雪舞い散る龍宮城、異常に駐車場が混雑していてイヤな予感はあったのだが入ってみると鯛や平目が舞い踊る…わけはなく、恐ろしいほどのヒトヒトヒト・…。
温水プールも温泉もまさに芋洗い状態であった。
まさかまさか、キャッツアイ効果?今までこんなに人であふれたこの場所を見たことはなかった。そもそも人が少ない所が魅力だったのだ、経営者には悪いけど。
おそらく3連休の中日だったことが最大の原因だろう、次回からの教訓とする。

裸の女性がうごめく女湯で私は考えた。
「この中でキャッツアイを見ている人は?」

とにかく年齢層が幅広いので、予測は難しい。
あそこの中学生くらいの子は見てるかな、このオバちゃんはまさか…・などと下らない思案をするのは愉快。
唐突に「木更津?」と問いかけて「キャッツアイ、にゃー!」と答えてくれたら即座に友情が芽生えそう。
いかんいかん、そんなことやってるのは大トラと私だけだ。
しかしあのドラマのおかげで人ごみ大嫌いな私がこれだけ芋洗い温泉を楽しめたのだ、ありがとう木更津キャッツアイ!にゃー!!