たぬきに化かされた?一日

ハードな一週間を過ごした大トラ(夫・仮名)と私・スミコ。
週末は富津で「貝づくし御膳」を食し、その後「京急富津観光ホテル」の温泉でリフレッシュすることにした。

第1のつまづき。貝づくしを食べる予定の店がなんと春休み。
仕方なく隣接の食堂で無難な煮魚定食および焼きさんが(千葉名物)の昼食とする。
まぁまぁ美味しかったからいいか…と納得し、次なるターゲットへ。

ところがである。
目指す温泉ホテルがどこを探してもない。いぶかりつつあたりを見回すといやに広大な空き地にひとつの立て看を発見。

第2のつまづき。富津観光ホテルはつぶれていたのだった。
何故か少しらっきょうくさかったけど、人が少なくて穴場の温泉だったのに。(だからつぶれたのか。)

しかし温泉には入りたい。我ら温泉一家、決してあきらめないぞ!と車を走らせているとあったあった、「湯の郷かずさ」という赤い看板。
そりゃもう行ってみるしかないでしょと進んだのだが、あるところでふっと案内板が消えたのである。
そして、気付けばそこは・…ああ木更津ではないか!

なぜひと月に2度も木更津へ?
木更津キャッツアイ」を愛する気持ちが強すぎるゆえなのか?
腑に落ちぬままキャッツアイに触れる旅・第2弾を開始、いくつかの収録場所を確認することができた。(ローズの店の前の赤い橋とかね。)
それはそれで嬉しいのだが、やはり温泉を追及せねば!と思い返して道を戻る。
すると再び大きな看板「湯の郷かずさ・きさらづ」。
おいおい、木更津だったのかよ!(私は三村?)

どうも今日は変だ、これは狸に化かされているのかも・…と用心しながら温泉に入ってみた。
ところがどっこい、ヒットでしたねぇ♪
何がいいって、水が良い。そして人が少ない。(つぶれないことを祈る。)
期待していなかったので思わぬ拾い物をした気分だ。
おまけに売店にあった磁気ブレスが「キャッツアイ」だってさ。
買わなかったけど、あれは・…クドカンに見せてあげたい逸品?であった。

つまづきもここまでかと安心したのがいけなかったのだろうか。
夕食時にドラ(息子・仮名)が珍しく大荒れし、周囲の目は気になるわオチオチ食べてもいられないわで散々なディナータイムになってしまった。残念なり。

今度木更津に行ったら「しょうじょう寺」にお参りするから、化かすのはナシよ、たぬきさん!