万座温泉(1)

快晴。B氏が去る日、いつも八ヶ岳は晴れるのだ(笑)。
東京方面に戻る仲間達と別れを告げて万座温泉へと向う。
野辺山のあたりに野菜や果物の直売所があり、ちょっと立ち寄るとピカピカした苺が4パック980円。
甘いニオイにつられてつい購入。
その奥に「滝沢牧場のソフトクリーム」なるノボリを見つけてしまい、即300円の出費。
これがまたおーいすぃーい!
家族三人で争うようにして一つのソフトクリームをたいらげてしまった。

今日もまた軽井沢をぬけるルートで進み、高原のパン屋さんでパンを見繕い見晴らしのいい広場でランチタイム。苺も一パック洗って食べる。
うーん、いーじゃなぁい!

草津〜志賀〜万座という険しい山道をたどる。
まだ所々残雪が見られ、スキーヤーの姿もちらほら。
ものすごい硫黄のにおいを嗅いでドラは「たまごのニオイ」とつぶやく。
おぅ!もしや大湧谷の黒卵を思い出したのか?
結構やるもんだな、2歳児よ。

万座温泉に着いたのはちょうどチェックイン時刻。
今夜の宿は9つの源泉を持つ「万座温泉ホテル」だ♪
垢抜けない感じの大きくて古いホテルだが、宿泊客は多そう。
やっぱり「9つの源泉」だもんな、部屋がどうとか料理がどうとかじゃなくて、ひたすら温泉を求めてみんな来るのよねきっと…などと思いながらお部屋へ。
まぁこんなもんでしょう、という部屋だった(期待していないのでガッカリもしない)。
何はともあれ、キャンプのススを落とそうと温泉へ。

一つめの源泉はラジウム鉱泉。風邪に効くらしい。
さらに二つめの露天が「極楽の湯」。
これぞ万座温泉、正しく白濁したなめらかな湯が緑の山を見下ろせる高台に浮かんでいる。
その泉質の極上なこと、湯の柔らかいこと!
まるで自分が高級な湯葉にでもなっちゃいそうな絹の白さだ。
吹きぬける風がまた爽やかでいつまででも入っていられる、まさしく極楽の湯であった。

十分温泉を満喫し、部屋でビールを一杯飲んでから夕食の待つ大広間へ。
素朴だがバランスよく、心がこもった料理ばかりだ。
ドラは食べ放題の新鮮トマトときゅうりをまるかじり。
そういえばキャンプでも生のにんじんをかじって皆に驚かれていた。
今のところ好き嫌いなくて助かるわー。
(いつも生野菜しか与えていないわけではないです、手作り豆腐は作らんが。笑)

まだまだ続く(すいません、くどくて!)