万座温泉(3)〜草津、沢渡温泉行脚

当然の如く朝風呂。
今朝は私がドラを連れて内風呂へ。
大トラはやっと一人でお湯めぐりができるとあってテンションが高い。
男女日替わりのラジウム湯と鉄湯も彼は制覇できそうなのでちょっと羨ましい。(私、強欲?)
しかし朝からお風呂に入りたがる息子で本当に良かった。
ドラのお気に入りはぬるめの「真湯」で、心底温泉を楽しみくつろぎ、そろそろ出ようと言っても「はいる〜」と主張する。
「また帰り道に温泉には入れるから!」と説得すると
「ブーブー(車)で、温泉?」
「そうそう、温泉温泉」
「おんしぇんっ♪」とようやく納得してあがってくれた。ふぅ…。

朝食は和洋折衷のバイキング。
和食が美味しく、特に赤米のおかゆとひじきの煮物はヘルシーで好きだった。
この宿はお部屋はパッとしないが(パッとした部屋もあるのだろうけど)お風呂は素晴らしいし食事も期待以上だったので満足。できれば連泊したいくらい。

チェックアウト後は草津への山道を再び。
ここまで来て草津の湯に入らない手はない。
あくまでも温泉を追及する我らなのだよ、ふっふっふ。

草津の湯畑を見るのも久しぶり。
伝統と格式を誇る名旅館が多い草津には、もちろんそのような宿で立ち寄り入浴という手もある。
しかし今日はちょうど掃除の時間に当たってしまったので、いくつかある無料の温泉の一つ「千代の湯」に入ることに。
やや熱いので早々に出る。
その後大トラは最も古い「白旗の湯」にも入りたいというので、ドラと二人ちょっとお散歩をすることにした。
湯畑のそばをそぞろ歩いていたら、足湯のできる場所があってドラが入りたがる。
そこまで風呂好きか、ドラ!
足湯ならばのぼせることも無いのでまぁいいかと、二人並んで座り足をつける。
ぬるくて気持ちが良い。
白旗の湯を満喫した大トラと合流して昼食は蕎麦とうどんで軽く済ませる。
車に乗ったとたん、ドラは寝息を立て始めた。
そりゃそうだ、朝からたーんと温泉三昧しているのだから。

どこまでも強欲な親たちは、
草津の仕上げはやっぱり沢渡だよな」
「そうね、硫黄のにおいも少しは落とさなきゃね」
と勝手なことをほざきながら、前に行った事のある沢渡温泉「宮田屋旅館」を目指す。
途中の山道で「牧水の清水」を汲むことも忘れやしないよ、私達は日本名水研究会でもあるのだ。
(そうだっけ?)

次回感動の???ラストへ。