一周忌

18、19日は義父の一周忌で茨城に行っていた。
命日は6月8日なのでまだ少し先なのだが約1年たつということだ。
早いものだ…去年の今ごろは本当に辛い毎日だった。

もちろん義父が亡くなってしまうということへの哀しさもあったが、それ以外の様々な感情を経験した。
危険な状態が長く続くと、正直言って看病する側も精神的にどんどん追いこまれる。
それに当時1歳のドラを抱えて慣れない場所での生活。
何をするにも不自由で勝手が分からずストレスはたまる一方。
その上ドラが高熱を出したり夜泣きがひどかったりで、気の休まる時間がまったくなかった。
更にここにはとても書けない諸事情まであって、まさに八方塞がりだったあの日々・…。

葬儀が終わり、自宅に戻ってもしばらくは立ち直れないほど疲れていたっけ。
形式を嫌う気質を両親からしっかりとひきついでしまった私は、お葬式の仰々しさに面喰い、町内会のもめごとに頭を痛め、段取りの悪さにイラつきながらも長男の嫁としては俯いているほかはなく。
義父を惜しむ気持ちに純粋に浸れるのは1年たったこれからのことかもしれない。
「一周忌」というのも結局は行事なのでお客様に気をつかうことに終始したから、本当の命日に心静かに手を合わせようと思う。

と、ここまではいつものスミコらしからぬ調子だった?
どうぞ御安心を、ここからいつもの温泉フリークに戻ります!

実はお墓参りを済ませた後にまた行ってしまったのだ温泉に♪
(いい加減にしろ!という皆様の声が聞こえたような…?)

今回は栃木県・芦野温泉。http://www.asinoonsen.co.jp/frame.htm
ここには去年一度来てその泉質の良さに惚れこみ、ぜひ再訪したいと思っていたのだ。
アルカリ性の高炭酸水素塩湯なので、檜の湯船に入ったとたんに肌がすべすべぬるり、じゅんさい人間スミコに変身。
薬草湯や露天もあるがあくまでも素朴な湯治場の風情、これが泥臭いけどオツ。
小雨降る露天でタオルを頭にのせてぽーっとしていると時間を忘れる。
ここのお湯は飲んでも効くらしいので時々備え付けのコップで飲泉すると、さらに温泉パワーを吸収できた快感が(笑)。
大トラの実家からは車で二時間半くらいあるので、一周忌の気疲れとあいまってぐったりして到着したのだが、良質の温泉のおかげですっかり立ち直れた。

いやぁ、温泉って本当にいいですねぇ♪