映画「模倣犯」感想(ネタバレ少しあります)

映画館で映画を見るのは3年ぶりか?
妊娠・出産・子育ての日々、しかも子供を預かってくれる身内が近隣にいないのでスクリーンで映画を楽しむなんてことは夢のまた夢(ちょっと大げさ)だったのだ。
どっかの誰かさんと違って子供をおいて夫婦でサッカー観戦なんてできる恵まれた立場にはない私さ、ふん。(毒)

しかし、ダンナ運にはまぁまぁ恵まれているのかもしれない。
時々ではあるが、丸一日私に休日をくれるのだから。
今日はその貴重な休日。SMAP仲間との楽しい楽しいオフ会が午後からあるので、その前に中居さん主演の「模倣犯」を見てみようと思い立ち、朝もはよから有楽町へ。
原作は読んでいないが、いくつかの批評や宣伝番組、雑誌等でおおまかな内容は把握した上で見た。この映画は、森田監督の読後感を映像化したものらしい。
思っていた以上にわかりやすく…というか、全体に説明が過ぎるような気さえした。

「犯罪」をCMやグルメ番組と同列に扱うワイドショー(マスコミ全体)への批判。
次から次に起こる事件や犯罪は垂れ流すように消費され、麻痺して行く感覚。
他人の不幸を思いやれないばかりか、それを楽しんでしまう人間の性癖、心の闇。
そして人間が育つ環境というものに言及して行く。

ショッキングな題材をとりあげているが、非常にシンプルなメッセージが込められた作品だと思った。
映画としてのテンポはよく、山粼努がさすがである。
中居さんは、美しい。(それだけか!)
ラストがなぁ…あれはやめときゃ良かったのに。

見終わった後にスマ仲間3人で話したのは、想像力に欠ける人達が増えているから映画でもドラマでも、説明過剰にならざるを得ないのではないかということ。
細かい点では疑問が残ったが、監督の言わんとすることは大体受け取れたような気がする。
中居のピースが美しかったし(だからそれだけか!)、スマ仲間とも盛りあがれたし、見て損はしなかった。
レディスデー¥1000で見れればいうことなしかな!(ケチ?)

原作を、いつか読もうと思う。
森田作品では「刑法第39条」のほうが考えさせられることは多かった。
(でもこれも、原作を読んでいない。いつか読もう・…いつじゃ!)

楽しいオフ会話は次回…の予定。