これはもはや、ラブレター・・…・?

その人は精悍である。
その人はコワモテである。
その人は独学で株式投資の手法を学んだ。
その人は信じ難いことだが子供のころは弱々しかった。
その人は対戦相手の首に噛みつこうとしたことがある。
その人は守備をきちんとしていないと、味方を引きずり倒そうとしたこともある。
その人は子供相手のチャリティーPK合戦でさえ本気で挑み、子供を泣かせそうになった。
その人はプレッシャーと不安を利用する。
その人は「沸騰火山」と喩えられている。
その人は敵から「あいつにゃバナナを与えとけ!」と言われている。
その人は仲間達から「あいつがいれば負ける気がしない」と言われている。

その人の名は、オリバー・カーン
ドイツ代表チームのゴールキーパーだ。
知れば知るほど、奥が深い。
聞けば聞くほど、魅力的。
見れば見るほど、個性的なマスク。

日曜日に私のカーン様(笑)はブラジルと決勝戦だ。
あの素晴らしい個人技を持つセレソンたちは、きっと怒涛のようにカーンの待つゴールへシュートを浴びせることだろう。
しかしきっと、カーンは超人的な守りを見せてくれるはずだ。
それはもはや、「守り」ではなく「攻め」にしか見えないはずだ。
そして幾度となく吼えるだろう。
味方に、相手に、自分自身に。

その勇姿を見られることは無上の喜びだ。
どちらのチームが勝ってもいいが、カーンが肩を落とす姿は見たくない。
できれば最後に、勝利の雄叫びをあげてほしいと思う。

最高のゲームを期待します。

・…多分、録画しちゃうんだろうな。永久保存版にするな、きっと。

あ!今TVにカーン様が出ておられた。
「ブラジルの3R(ロナウドロベカルロナウジーニョ)が素晴らしい選手だが、優勝するためには私と対戦しなければならないよ。」

ああ、どこまでも素敵なカーン様。
勝戦は世界一の審判といわれるコリーナさんが主審だそうだ。
コワイ顔がいっぱい。素敵すぎる。
ロベカルはオーステイン・パワーズのDr.イーブルみたいだけど。)
楽しみな楽しみな日曜日である!