伊東旅行?19日曇り時々雨

(18日の続き)

今朝もどんより曇っている。予報によると伊豆地方は雨。
朝風呂につかりながら本日の計画を練る。
もう健脚とはいえない母スーダラと2歳のドラが一緒なので、贅沢だけどタクシーで多少の観光をすることにした。

まず「桜の里」で八分咲きの10月桜を見てから大室山リフトへ。
リフトに揺られて頂上へ行ったが生憎の天気で笑っちゃうくらい視界ゼロ。
前に大将と3人で来たときは素晴らしい眺めだったのに。
スーダラに絶景を見せてやりたかったので残念だったが、そんな私をよそに彼女は土産物屋で楽しそうにお買い物をしていた。
なんでこーいうところでまで買い物するんだろう?と物欲の乏しい私は不思議に思ってしまうのだが、スーダラは「正しいオバサン」なんだろうな。
リフトで寒がっていた私のためにストールまで選び出したので固辞したのだが、
「いいのよ、あとは私が使うから!」と押しきられた。
きっと彼女は「正しい母親」なんだろうな。
この時ドラは土産物屋のオモチャ(車や飛行機)に夢中になっていた。
彼もまた「正しい子供」なのであった…。
これなら大室山じゃなくてもよかったとも言うが、まぁよかろう…。

次に訪れたのは伊豆高原の「ガラスと工芸美術館」。
前から一度は行きたかった場所なのでワクワク♪
アール・ヌーヴォーアール・デコ期の工芸品が思っていた以上に充実していて見ごたえあり!
魯山人の陶器、ティファニーのランプ、ガレの壷…どれもこれもゆっくり時間をかけて眺めていたい美術品ばかり。
しかしドラはそれを許してくれない、く〜(泣)。
ドラを抱きかかえて早足で見てまわり、それでも不機嫌なドラをなだめるために「アイス食べようか」と最後の手段を講じる。
途端にイイ顔になったドラは「うんうんアイス〜♪」と歩き出す。(まったくこれだもんよ…。)
スーダラに「ゆっくり見てきてね、ドラとアイス食べてるから」と告げてサンルームのような喫茶室へ。
ハーブティーとバニラアイスを注文して一息つく。
出てきたお茶とアイスの器が薄日をうけて綺麗。
流石はガラスの美術館だ…と見惚れ、展示物を堪能できなかったガックリ感をやや払えた。
ここでも土産物を何点か買ったらしいスーダラが後からやってきて、抹茶アイスをオーダー。
バニラを食べたくせにドラはまた「まっちゃアイス〜!」とねだる。(まったくこいつはよぅ…。)