命日と記念日と誕生日と

忘れもしない22年前の冬の日。曇り空。
家に帰るなり「ジョンが死んだよ、撃たれたよ」と母に言われしばらく呆然としたあの日は12月8日だった。
翌日同級生の男の子が学校を休んだ。
彼は熱狂的なビートルズファンだったから。
この日がくるといつもジョンとセットで彼のことを思い出す。
今年もきっとどこかで追悼しているんだろうな、ミッピ。

そして同じく8日は両親の結婚記念日だ。
40年以上夫婦でいることだけで尊敬に値するというものだ。
おめでとうございます、と心ひそかに。

12月8日。第二次大戦の開戦日でもある。
ジョンの命日だというのになんという皮肉かと思うが。
キナクサイことの多い昨今だが戦争だけは嫌だ。
巻きこまれるのも巻きこむのも、遠い国で起こるのも、絶対に反対だ。
その思いを新たにする日。

で。
いきなりトーンの変わる話だけど(笑)。
ゴロちゃんの誕生日でもあり。
29歳オメデトさん!
ミカちゃん(友人)の誕生日でもあり。
××歳オメデトッ!

そんな色んな思いが交差する一日の終わりはスーパー銭湯。(またかよ!)
ドラが「おんせんおんせん!」とうるさくてかなわなかったのだ、まったく…。

色んな思いは湯けむりとともにたちのぼり、果たしてどこかに届いたのだろうか。