沈殿するもの

録画しておいた「僕の生きる道」を見た。
余命一年と宣告された主人公を演じるクサナギさんが、街を歩きティッシュを次から次に受けとってポケットにねじ込んでいく。
演出があざとい気はしたけど、それでもつよぽんは上手いと思った。
玉子を床に投げつけるシーンもいい役者だ!と見惚れた。

ドラマの内容については、
「やっぱり不公平だと思う?」
医師役の小日向さんのセリフが今後の展開を示唆しているのだろうな。
(余談ですが小日向さん大好きですっ!)

死ぬということを描くドラマが重くないはずはなく、いくら淡々と描いても時々コミカルな場面をはさんでも、見終わった後ふーっと息を吐きたくなる。
いつも心の奥深くに沈んでいる「死」に対する澱がかき混ぜられるからだ。

年を取れば取るほど身近な人の死に接することも増えるし自分自身も確実にそれに近づく。
もちろん誰しも、明日どうなるかわかったものではないのだけど。
でも日常的に「死」を考えて生きるのはへヴィなので、「澱」は年々かさを増し沈殿しつづける。

その澱を刺激してしまうドラマであるからには、着地点はとにかくしっかりしていて欲しいと願う。
つよぽんが出ているのだから間違いない!とは思っているが。

偶然にも昨日深夜に放送された「演技者。岡田准一主演:寿司と祭壇)」も「姉の死」がテーマのようだった、これは岡田くん見たさに録画しただけなんだけど(笑)。
岡田くんも益々いい俳優になりそうな予感♪
でもドラマ自体はまだ未知数。
こちらは死そのものというよりも、人の死にあたって周囲の人間がどう関わっていくかを描きたい作品のようなので、おのずと見る姿勢も変わる。
全4回、見通せたらまた感想はその時に。

今夜はHRだっ♪つよぽんがゲスト出演だっ♪今年もすっかりテレビっ子だっ♪