ドラのネーミングセンス

近頃「ネーミング」もやりようによってはお金になるらしいっすね、唐突ですが。

流し見していたTVでそんな話題をやっていたのだ。
どこかの主婦が「完勝」という言葉を使用する特許を出願し(ちょっとあやふやですけど)、ある酒造メーカーが新酒にその名前をつけようということになった。
折しもW杯で盛り上がる日本列島でありますれば、日本酒「完勝」は売れに売れましたとさ、メデタシメデタシ(飲んだことないけど)。
ついでに主婦も大儲け、越後屋オヌシもワルじゃのう(間違ってます)。

そんな話題に反応したのは「普通のサラリーマンの月収くらいの特許使用料が入ります♪」とニンマリした主婦の顔にひきつけられたから…ではなくて。

うちのドラ(息子・仮名)が、福岡のジジババから送られてきた犬のぬいぐるみに「初めての名付け」をしたばかりだったから。
名前をつける、という行為を理解するのにちょっと時間がかかり
「なんて名前にする?」と聞くと
「教えて?」と返すドラ。
「何かこのワンワンに名前をつけていいんだよ」
「うーんと…ワンワン」
「いやそれじゃちょっと…なんか好きな名前ないの?」

しばらく無言だったドラは顔を上げてこう言った。

「すねお!」

えっ?それが好きな名前なのっ?
…まぁいいか、「すねお」ね。
以前からあるもう一つの犬のぬいぐるみにも名前をつけさせようかと思い
「じゃあこっちはどうする?」とたずねた。

するとドラは

「すまお!」

(注:スマ夫というSMAPの番組があるのです…)

「すねお」ってのは「すまお」のフリだったんだろうか。
オチをつけてくれたのは笑えたが、こんなネーミングセンスでは儲かりそうもありまへん(笑)。
いや、儲かろうと企んでるわけでは、決して…。

こないだはタバスコのことを
「それタバコス?」と聞いてくるし(煙草酢と変換するとかなりヤバイ感じだ)
起き抜けに寝ぼけまなこをこすりながら
「ふくらんだぁ〜」と泣いてるし(まぶたが腫れているといいたかったらしい)、
ドラの言葉は笑いに溢れている。

それだけでも母スミコは大儲けしてるのかもねかもねそーかもね。(古っ)