有名なものを食べた、の巻

テレビでは何度も見ていたのだが実際に食べたことはなかった人形町玉ひで」の親子丼。
とろ〜りとした黄色い卵、なんとも味わい深そうなしゃも肉、1時間も2時間も行列してまでも食べたい人がザクザクいるというその親子丼を…ついに食べてしまった♪

でも人並み外れて行列ギライの私が、どうして?…かと申しますと。
大将(夫・仮名)がテイクアウトしてきてくれたのだ、へっへっへ〜。
大きな声では言えないが営業途中にちょいと寄ってくれたわけで。

ここの親子丼は本物の「元祖」らしい。
なんでも「明治の半ばに玉ひで五代目の妻山田とくの創案になるもの」だとか。
とくさん、ありがとう。
親子丼って大好きなのだよ私は…アナタのおかげで幸せが1つ増えたと言っても過言ではない。
しかし…うーん。

美味しいんだけど甘い。かなり甘い。
そして卵としゃもしか具がないので、なんとはなしに間が持たない。
「香りのある具を入れない江戸前の味わいこそが親子丼の身上です。」って言われても…。
お米も軍鶏肉も卵も、上質だとは感じたのだけど。
もちろん好き好きだとは思う。
ツウじゃないのかもしれない。
でももっと自分にフィットする親子丼は他にあるなぁ、私は。

なんて、せっかく1時間も並んで買ってきてくれた大将に申しわけないか?とチラと横顔をみたところ、どうやら大将も同じ感想だった模様。
ドラだけは「オイシイねぇ♪また作ってね♪」とニコニコしている。
同じモンは作れんが、我が家風のでよろしければ…。

とくさん、でもやっぱりいいものを思いついてくれてありがとう、であった。