那須旅行記(6/7、8)その3

どんどん日が経っていく…もう2週間以上前の旅行の話をナゼちんたら書いているのだろう?とやや疑問に感じつつ…今日でラストにするので気にすまい。

えー鹿の湯のお話の続きです。
古い古い湯治場の趣、正しき白濁の湯と硫黄の香り。40度〜46度までの浴槽が段々畑のように並んでいて、好みの温度でゆるりとできる。
シャンプーや石鹸は使うべからず…という誠にちゃんとした古式ゆかしい源泉でエライ。
奈良時代の文献にも登場するらしい。本当にメッケモンな温泉でした!

そこからドライブすること数時間。大将の目的は解禁になったばかりの鮎だった。
あてどなくさまよい、空腹を抱えてやっと辿り着いたのは黒羽町にある観光やな「那須与一のかくれ村」だ。名前はアヤシイが非常によい店であった。鮎はもちろんそばその他も美味しくて、川の流れるのどかな風景は心休まるものだし、これまたメッケモンといえよう。
もう1度行こうと思っても辿り着けるかどうかよくわからんが…いつか再訪したいものだ。

そして締めはやはり温泉だろう…ということになり(まだ入るんかいっ!って思いましたぁ?)これまたあてどなくさまよう。
栃木〜茨城を通るルートなので温泉はかなりの数がある。とはいえ当然あたりはずれもあるし、看板を頼りにいってみるとトンデモなく山深い場所だったりするので目と鼻を利かせる必要がある。
今回見つけたのは茨城県那珂郡にある「三太の湯」だ。
無色透明無味無臭の泉質はとりたてて感動するようなものではなかったが、鹿の湯にて硫黄がたっぷり沁みこんだ身体にはいい仕上げの湯となった。
町営の施設らしく、商売っ気がなくて広く綺麗な施設は気持ちよい。
温泉目利きは失敗せずに済んだようである。ちょっと山奥ではあったが…スーパー林道じゃなかったしな。(凄い林道経験あり。)

そんなこんなの那須旅行、結果として風邪は悪化してしまったし散財もしたが行って良かった。