「ビーだま」と「しん」

ドラ(息子・仮名)は犬と猫を一匹ずつ飼っている。
犬はわりあい大きなオスで、名前は「ビーだま」、色は茶色。
猫は小さな仔猫、メスで名前は「しん」、色はやっぱり茶色。

ドラのあたまの中で、彼らはいつも一緒にいるらしい。
銀行で急にドラがバタバタしだしたので「ここは騒いじゃダメだよ」と注意した。
ドラは「だってビーだまが踊りたいっていうんだもん」と澄ました顔。
「ビーだまにはあとで公園で踊ろうねって言っといて」と困り顔のスミコ。

ハーゲンダッツのお店の前を通ったら「ねぇアイスでも食べようよ〜」とドラ。
「家にあるよ?」「あのね、しんがね、ここで食べたいって」

うーむ。子供の想像世界を大事にしてやりたいが、もしかして私はからかわれているんだろうか?なんて時々思う。

私も想像のペット飼っちゃおうかなぁ。
茶色い子リス。名前はマッピー。活動的なんだけどすぐにへたれ、丸くなって眠る。こたつ好き。
競走馬のタックン・ロケンロールとか。躍動的で美しい。間違いなく一番人気だね。(なんのレースでだっ?)

…いかんいかん、妄想グセに拍車がかかるぜ。
でも楽しい。
想像って楽しいのねードラ!安上がりだしねー(笑)!

それにしても、ドラのネーミングセンスって…どうなんだろう。
ナゼにビーだま。ナゼにしん。慎吾のしん?