宇宙との交信・その2(開演直前〜スタート!)

少しだけ時間を戻します。

仙台に到着した昼過ぎは残暑厳しいと言えるほどの暑さ、そして晴天。
天気予報では降水確率が高かったので雨具を用意していたが、どうやら必要なさそうでとりあえずホッとする。
スタジアムに着いた頃には心地良い風が吹き、夕涼みの爽やかさ。快適。
野外のライブにはうってつけの天候・気温といえよう。

開演間際、まだ明るさの残る空に月と火星が浮かんでいる。
ステージ左上空に火星、右上空に月…その景色を胸に刻み空気を吸いこんだ。

17時半過ぎ、いよいよオーラス開始!
4回見ても曲順だとか衣装だとかを雰囲気でしか把握していない私だが、さすがにオープニングの段取りは頭に入っている。
スクリーンに映し出される5人のフィギュアも、これで見納めか…と思うと名残惜しい。
会場は「今回のライブは今日が初めてです!」というお客さんも多かったようで、反応が新鮮でちょっと嬉しくなる。
やはりリピーターばかりだと驚きがなくてイケナイ。
倦怠期の夫婦かよ?とつっこみたくなるくらい「ふんふんわかってるわよアンタ、そいでこれからどーすんのよ?」ってなムードが漂っていると会場全体のテンションが下がるのだ。

あ、私ですか?
私はほんっとーバカなので(笑)4回目でもかなり新鮮な反応をしているようです(隣席のBちゃんの証言によるとどの人形劇も笑っていたらしい)、はははは〜!

フィギュアの5人を見て和んでいると、ホンモノがひとりずつ登場するシーンへとつながり、もうそこからは脳味噌が完璧にスパーク!

「あ〜生だっ、生すまっぷだっ!人形じゃないっ!!肉眼でハッキリ見える!」
Bちゃんと私は早くも泣かんばかり…こんなんじゃ3時間半もたないよぉ…とうっすら思うが、どうにもとまらない。

細かい表情や皺までわかるというほどではないが、双眼鏡を使わなくても十分に彼ら5人を識別できてそれだけで舞い上がってしまう。
なんせ味スタでは後ろから四列目というのも経験したからな…思えば今回のツアーは4回ともまったく違う角度・距離から眺めることができて素晴らしかったのだ。

そしてオーラスに、アリーナBってのは恐らく恵まれ過ぎている…。
すぐそこに彼らがいる!
惜しげもなく最初からエンジン全開で踊っている!

もう交信が始まってしまった…。
記憶がハッキリとあるのはこのへんまでだ(笑)。

続く!