「エレクトラ」を観た ?舞台裏、あちらサイド。

もう少しだけ書きたいことがあったので、長いですがシリーズ4回目。
最終回です、やっと(笑)。
え〜、このすぐ下に?も同時UPしております、よろしければそちらも(順番はどちらからでもまったく問題ありません)♪

舞台裏というべきかどうかは?だが、今回のお芝居はパンフレットも素晴らしい出来だと思う。
ギリシャ神話やギリシャ悲劇の解説は簡潔で解り易く、稽古場の写真は臨場感が溢れており、役者達のコメントはどれも短いながらに読みごたえがある。
大竹さんに向けては野村萬斎から、岡田くんに対してはクドカンからメッセージが寄せられているのもとってもオトクな気持ちにさせてくれた(笑)。

しかし一番嬉しかったのは、蜷川氏白石加代子さんとの対談。
これは直接今回の舞台とは無関係なのだが、非常に面白かった!
イイ!二人ともカッチョエエ!いかすっ!(死語?)
今度は是非に是非に白石さんの舞台も…観たい…ああ観たい…そんな欲望ばっかり強くなって困ってしまうアタクシ。
「すいか」のDVDも、それから「王様のレストラン」のDVDも欲しいしっ!
(随分話が飛んでるぞ?)

それからスマコン記事目当てで買った今月号のポポロにあった、岡田准一インタビュー。これもめっけもんだった。
そこに紹介されていた蜷川氏の言葉。

「今の時代、みんな感情をぶつけることをしなくなっているから、それを伝えたいんだと。携帯とかメールとか便利になったけど、生身でぶつかり合うことをしなくなって、人間対人間の感情が薄れてきてる世の中だからこそ、感情をぶつけて討論してるような舞台を見て、何か考えてくれればいいと思うんだよって。」

それを体現しようとするオカダくんが紡ぎ出す言葉。

「よく考えるんだけど、僕は仕事を通じて、人のことを演じるという傲慢なことをしてるんですよ(中略)だから、もっといろんなことを頑張らなきゃとか、もっと勉強しなきゃなと思うんですよ」

ええよ、ほんまええよ…ってどうして突然エセ関西人?(プチつるべ風味)
いやもう、自分の表現力とボキャブラリーのなさが哀しいっすよ…。

だから、パンフレットにあった蜷川幸雄氏の言葉で今回のシリーズを煙に巻くとしよう。

「僕はね、母親の胎内から人間が生まれてくる限り、演劇は滅びないと確信しているんだよ」