「さらば外務省!」を読んだ

どうも最近ノドの調子が悪い。明かに風邪の前兆…いや、もうひいてるなこりゃ。
大将も出張続きだしこんな時くらい早寝すればいいのだが。
秋の夜長に生姜コーラなんか飲みながらついつい読書三昧。
(注:生姜コーラとはコーラに刻み生姜を入れて煮立てたもの。TVで紹介されていて気持ちワルッ!と思ったがノド風邪に即効性あり!ということだったのでやってみた。確かにちょっと楽になったかも。苦手な炭酸も飛ぶし、あったまるし思ったより不味くないっす。香港やなんかでは民間療法として有名だそうで。へーへーへーへー。)

昨夜読んだのは久しぶりに買ったハードカバー「さらば外務省!」だ。
この本、サブタイトルが「私は小泉首相売国官僚を許さない」と穏やかでない。
内容も勿論穏やかなんかであるはずがない。
前駐レバノン特命全権大使天木直人さんが、実質的には解雇された形の外務省を糾弾し今の外交も小泉政権もメッタ斬りにしているのだから。

外務省という組織がここまで‘伏魔殿’であったのかという驚愕と、日本外交のお粗末さに落胆する気持ちをずっしりと深める結果となった。
なんでも一応疑ってみる体質なので書かれていることすべてを鵜呑みにしたわけではないが、天木さんの気迫が随所から漂ってくる文章に引き込まれて一気に読んでしまった。

今だからこそ読みたかった内容だし、読んで良かったと思う。
イラク戦争のこと、拉致問題のこと、中東和平のこと、安保政策のこと、憲法九条のこと…。
確固たる信念のもとに異議を唱える著者の毅然とした姿勢には胸を打たれる。

日頃はまったくもって申し訳ないくらいにノー天気だが、こういう問題がずっとくすぶり続けている部分も持ち合わせている…とはいえ、中途半端に語りたくはない(政治的なことって複雑な問題ですしね…だからこそMIJ=スマコンで中途半端に語られそうになってて腹が立ったのだ。あ、脱線した)。
だけどなんであの首相がこうも支持率が良いのか理解できないってことだけは書いてしまおう。

あ〜。三谷の「総理と呼ばないで」が見たくなってきた!
ものすごく低視聴率だったけど凄く面白かった。
世に出るのが早過ぎたのかもしれないな。
ン〜ど〜でしょう〜(何故に最後は長嶋さん調)?