あなどれない

近ごろドラ(息子・仮名)は散歩中も脳内ペット達とよく話している。

「ねぇマッピー、もう寒くなったから冷房は切ってね。雨が降りそうだからワイパー使ってね」

どうやらマッピーはドラが乗る機関車@頭の中、の運転手をしているらしい。
マッピーしかいないの?他のみんなはお留守番?」
「ううん、みんな乗ってるよ。ビーだまは機関車のネンネ部屋で寝てるの」
はー。寝台つき機関車すか。
「あとねぇ、プリンちゃん達はテレビ見てる。食べかけくんはお風呂!」
ほー。意外と豪華な列車の旅なのね?

こんな具合に空想力は順調?に発達しているのだが。
「ひとりじゃできないのぅ〜!」と甘ったれることも日常茶飯。
ご飯を食べさせてくれ、おもちゃを片付けてくれ、手を拭いてくれ…丸きり赤ちゃんなのに、口だけは達者なので対応に困るというかなんというか。

あまりにもワガママ&甘ったれが過ぎると思い
「そんなんじゃ幼稚園に行けないよ?ご飯はちゃんと自分で食べるって約束したでしょ?」と少しキツめに叱ったところちょっと黙ってうつむいた。
反省しているのかと思いきや。

「…まったくママはおこりんぼうなんだから…」

お、おぬし〜っ!!

大将(夫・仮名)から電話がきた時の会話。
「もしもし、パパ?ん?どしたぁ?」
まるで大人が子供をあやすような口調である。
続けて。
「ふぅん…(話の内容は不明)。今度パパにいい人紹介してあげるね♪」

いい人って誰っ?
少しお疲れだった大将がえらく元気になっていた。
帰宅後に紹介された「いい人」が、ドラ画伯によるシュールレアリズムタッチなオリジナルキャラクター「鈴マントくん」(勿論ドラの命名)だったと判り大将と二人で大爆笑。

あなどりがたき三歳児である。