ホテルビーナスを観た その1

6日夜のスマステにおけるしんつよの友情に涙し、まったく彼らはどこまで私を虜にすれば気が済むのだろうか…と途方にくれた(誇張なし)。
その翌日「ホテルビーナス」を映画館で観てきてしまった。体力的にはちっと無理をしたが、出掛けた事に悔いなどあろうはずもなく!
以下、内容的ネタバレは極力避けて全体の印象をつらつらと。

全編韓国語(日本語字幕)の邦画とはどんなものなのかイメージしきれないまま観始めたが、映像と韓国語は違和感無く溶けあっていた。
日本語で直接耳に入れば過剰になりそうな台詞でも、字幕と音のリズムが融合することによって程よく中和される感覚があった。

万人受けはしないだろうし批判も色々あるだろうけど、私はこの映画が好きだ。
ただ、チョイ役で出てくる某音楽プロデューサーが私には目障りでこれがなければもっと良かったのに…とは思うが。
(スパイシーな無国籍料理を食べてるのに急にプラスチックトレーでお好み焼きが出てきたような感じを受けてしまったのだ。お好み焼きが悪いんじゃなくて出すほうが悪い。なんて言ってるわりには同じくチョイ役のすぃんごさんは問題なし!身びいきといわれようがこれはシャレとして受けとめられる範囲だしスパイシーなんだもーん。スマステでの二人を見た直後だった影響も大きい、笑。)

とにかくチョナンシが素晴らしい。
ビーナス市村もドクター香川もワイフ中谷も韓国のキャストも皆、演技が素晴らしいのだがチョナンシはその中にあってもひけをとらないどころか、さすがは主役!と唸りたくなる存在感と胸に迫る美しさだった。
存在感といっても他を圧倒するそれではない。
周囲の木立を映す静寂な湖のようにひっそりとしているのに一度見てしまうと目を離せなくなる神秘的な吸引力。
そして本当に美しいのだ、ホテルビーナスのチョナンシときたら…。
金曜日にはママレード小椋冬美)とかオルフェウスの窓(池田理容子)なんかを彷彿とさせるデリケートな横顔と立ち姿…!(引き合いに出す作品が古過ぎるしタッチも全然違うんだが…まぁ昔好きだった少女漫画っぽいってことです、すごく大雑把に言えば。)
アラもある映画だけど、この麗しきチョナンシを見るためだけにでも映画館に行って損はない!(そりゃスマヲタだけの感覚かもしれませんな、失敬!)

そこへもってきて、デリコ(LOVE PSYCHEDELICO)の音楽だ。

2へ続く