容量オーバー その2

(その1からの続き)

…失礼しました、私ったら自分を抑えられずについ裏キャラを暴走させてしまったようで…。
いえ、全否定はしませんともさ。脚本は性に合わなかったがドラマの影響を受けてクイーンが売れたりホッケー人気が出たりってのは単純に嬉しかった。ハニー木村のいい表情を随所に見られたし。
最終回の視聴率も平均28%を超えたと知りさっすが木村さん!と思ってたのだが「30%行かなかった」なんていう叩かれ方をしちゃうのねー。大変な宿命ですな、我等が木村さんも…。

 
僕と彼女と彼女の生きる道(3/23)

これまたお疲れ様っ!
最終回は綺麗にまとまり過ぎていた感はあるが(それから‘お父さんのための凛ちゃんプロモビデオ’っぽくもあったが)、それでもいいんじゃないだろうか。
凛ちゃんの笑顔や泣き顔、愛らしいハイ!の声は胸に響いたし、徹朗さんの喜怒哀楽や自責の表情にもいつも引き込まれた。登場人物の話す言葉が丁寧で美しかったのもこの作品ならではで良かった。
いわさきちひろの絵のような淡く優しいタッチの物語だった。
小日向さんが演じた井上部長が印象に残る、&Gと併せ業イッポン!だ。
番宣でやっていたクランクアップ後の結婚宣言(ツヨポン&加恋ちゃんの)が微笑ましいオチでありました、ほほほ。

・長さん
亡くなってしまわれた…。
私はドリフ世代ではあるが、両親(主に母)からドリフの番組は見ちゃイカン!と言われて育ったので実は全員集合などお笑い番組での長さんをあまり知らない。
うちはその時間、欽ちゃんを見ていた。
欽ちゃんの笑いというのは家族で見ても安心(つまり過激さも下品さも薄い類)だったからだろう。今思えばちょっとぬるい。オノレのぬるさの一因はここにあったのやも(笑)。
たまに垣間見るドリフはドタバタでえげつなかったが刺激的であった。
長さんはひときわ人間離れした(失礼!)容貌で強烈に映った。顔がコワイしあのダミ声だし背が高くて威張ってるおっさん、と子供の頃は思っていた。

しかしある時俳優としてのいかりや長介を見たとき、なんという味わい深き容姿かと感心した。その渋い演技にも惚れ惚れした。最近のものでは「踊る」の和久、「白い影」の石倉役が秀逸だった。木村さんと共演したJRAのCMも大好きだった。
作品に重みと奥行を与えて余りある存在感。もっと見たかったです。合掌。