フジ子・へミングピアノリサイタル その2

クラシック音楽を聴くと途端に眠くなる体質の大将がどこまで耐えられるのか、ある意味ミモノだったのであるが。
なんとか大丈夫だったようで。
ただ本人曰く「高音をティラリラ鳴らされると小脳にフジコが眠れと働きかけて」困ったそうだ。なるほどグリーグの蝶々はかなりきつそうだった、ふっ。
もうひとつ本人曰く「コンサート直前に上野のスタバ近くでフジコと会った」…信憑性にかけるが…なんせ大将はその昔一緒にヘレン・メリルを聴きにいった時にも(演奏中は気持ちよーく爆睡していたくせに)「ヘレンが俺に手を振った!」とか言い張っていたからな…。‘スマと目があった’ってのと同レベルの妄想だよな…。まぁ妄想についちゃ何も言えないけど私は。

そんなわけで、一曲終わるごとに「良かった!寝なかった!さっき会ったし!」と小声で呪文をとなえる大将だったがアンコール2曲(ショパン夜想曲ブラームスのハンガリアン舞曲)も聴き終え、かなり充実の表情を浮かべこうのたまった。
「いや〜、フジコはピアノ上手いよなぁ!」

コンサート後は真直ぐドラを迎えに行く。
慣れない幼稚園生活を始めて一週間のドラを休日まで友人に見てもらうのは少し心苦しかったのだが、ドラも友人とその息子さんのおかげで楽しい時間を過ごしていたようでホッとする。(ソファでトイレットペッパーマンを踊った!と報告された…そりゃ楽しそうだ☆)
大好きな電車を沢山見られかつ乗れてその点でも大興奮だったドラは、帰宅途中に爆睡しそのまま朝まで起きなかった。

ドラは幼稚園での様子をあまり語ってくれないので果たして大丈夫なんだろうか?と心配していたところ、先週木曜に担任の先生から電話があった。
問題行動があったとかではなく(笑)、ちょっとした連絡だったのだが思わず「息子はどうですか?」と訊ねてしまった。
「そうですね、昨日くらいまではちょっと目に涙を溜めていましたが今日あたりから元気に動き回るようになりましたよ」と心強いお答え。よろしくおたの申しますセンセイ!
それにしても目に涙…そんなことおくびにも出さず嫌がりもせずバスに乗って出かけるドラは、私より多分ずっとちゃんとしている。全てにおいてだましだまし、ダメ人間な母を反面教師にまっとうに生きていっておくれっ!

おや?フジ子さんの話から大きくズレたままだが…まぁいつものことではありますな、悪しからずっ!