ドライブインカリフォルニアを観た その1

咳は出るのに声が出ない〜と弱音を吐きつつ日曜日は下北沢へ。
待ちに待った松尾スズキの「ドライブインカリフォルニア」観劇の日、風邪なんか知るか!喘息なんかオトトイきやがれ!と半ばヤケ気味で出かけてきた。

マニアにはたまらない超豪華キャスト(小日向文世秋山菜津子村杉蝉之介田村たがめ田口トモロヲ仲村トオル片桐はいり小池栄子荒川良々松尾スズキ猫背椿ほか)、あの人からもこの人からも目が離せない贅沢な舞台だったなぁっ!!
昨年、やはり松尾スズキ作の「ニンゲン御破産」を観てトリコになった片桐はいり嬢は今回も魅力炸裂で、永遠の抱かれたい女ナンバーワンふぉーみー!(いや、あたしゃ一応ノーマルですけども、自覚する限りは。ああ私もぎりべえと呼びたいっ!←猫背椿嬢がこう呼んでいるらしくて激しく羨ましいのである。)
生・小日向さんは画面から受けていた印象そのままに上品な緩さと茶目っ気に溢れ、小池栄子のおっぱいは勇気とパワーを感じさせ、仲村トオルの異質さはそれだけでも面白く、菜津子は堂々と美しく椿は潔く笑いに身を投じ、たがめは歯切れよく少年を演じきり、良々もトモロヲも蝉之介も可笑しさとペーソスを漂わせ、松尾スズキ演じたおもちゃや山ちゃんはなんか知らんがキュートでたまらん!

好きだなーああいう世界。
中身はというと、浅いようにみせかけて深い主題…とみせかけてやっぱり遊んでる日本総合悲劇協会、とみせかけてどっこい考えさせる松尾スズキ。なんちゃって。(この文章、すっかり感化されてる…のか?)
笑わせる悲劇であったなぁ。悲劇だけど喜劇。まるでシェークスピア!(それは言い過ぎ。)
あまりに笑いすぎて咳こむ始末。
とにかく楽しい2時間半だった。

芝居のあとはこちらも楽しみな友人達とのデートタイム♪
食べて飲んで喋って喋るのよー!
そのために洗濯も風呂掃除も食事の準備も万全で出てきたのよー!
…と思っていたのに。

ああなんたること!

その2へ続く!