週末

この土日は伊東の保養所へ行ってきた。
なんと電車で。しかも行きは新幹線でも特急でもなく普通の東海道線で…東京から2時間半もかけて。
帰りはさすがに時間が惜しくて特急・踊り子に乗ったので早かった(私の膝の上で爆睡していたドラは「オドリコだと伊東から東京ってスグだね!」と目を丸くしていたがいくらなんでもそれは…君の重みで体中痺れた母の立場はいったい…)。

実は我が家、諸事情により6月から自家用車を持たない生活をしている。
不便といえば不便だが、なきゃないでなんとかなるもんだ。
ずっとこのままのつもりはないがこんな生活パターンを経験してみるのも悪くない。
電車の旅は駅弁やおつまみをつつきながらビールなんかを飲めるっていうのが楽しい(笑)。
渋滞の道路でイライラしないですむのも良い。
ただ、電車内で「疲れた」「飽きた」「歌いたい」等のドラの我侭や要望をなだめすかし気をそらし、周囲にできるだけ迷惑をかけないようにするのはそれなりにパワーが要る。
車も電車も一長一短、子連れ旅行そのものが苦あれば楽ありだからなー。
いやほんと、何事も日々是精進っす。
(新人監督賞@モスクワ映画祭おめでとうホテルビーナス!とこのスキに言ってみる。)

土曜日は地魚を食べて日本酒(日高見)を飲み温泉につかり、大将とドラが寝静まってからはTVナビの新選組特集を熟読して涙。早めに就寝。
日曜のランチには伊豆高原ビールのレストランで美味なるピザとパスタにサラダ&地ビールを堪能できたし、予報がはずれてなんとか雨には降られずに済んだし、概ねスパシーバ!な気分の旅行でありました。

帰宅後、ドラを寝かせて家事をやっつけ録画しておいた新選組!をゆっくり鑑賞。
その息詰まる緊張感に、鴨の悲哀に、局長と隊士たちの苦悩と覚悟に、各人の胸に去来したであろう感情に揺り動かされた。
まるで近藤局長のように目に涙を溜めて事の顛末を見守ってしまった。
涙が流れるのはもっと気持ちが自由になっているときなんだな…とぼんやり考える。
カタルシスにはなり得ない涙が胸にも溜まって辛く切ない。
文机ではなく瓢箪につまづく最期が、私は好きだ。
大酒呑みの悲哀がホロリ…。
一升瓶につまづいて捻挫したことがあるから言うのではない。(えっ?)
あの演出にも、どのシーンにも登場人物への愛を感じる。
素晴らしいドラマをスパシーバ!(またそれかよっ)