「鈍獣」を観た

22日(日)、パルコ劇場にて宮藤官九郎作・河原雅彦演出の舞台「鈍獣」を観る。
出演は生瀬勝久池田成志古田新太西田尚美乙葉野波麻帆
ううむ。なんというか非常にブラック。
ものすごく面白い部分(男優三人でやるKIOSKのおばちゃんコント)があるかと思えば、タブーなんて関係ねーぜ!夜露死苦と書いてヨロシクなんだぜ!みたいな毒々しさやクドさがあったり、コンプレックスやら薄気味悪さやら人としてそりゃーどうよ?という要素をたっぷり持っている人間でも「いいじゃん、いていいじゃん、なんだっていいじゃん(ちょっと違う?)」な寛大さもあったりで感想もとっ散らかったまま。
とにかく舞台はTV(のクドカン作品)とはまた違う味なのね、と実感。
どちらが好みかといえばTV(木更津キャッツアイでありマンハッタンラブストーリー)である私はやっぱりユルいの心底好きなんだろう。
磯Pとのコンビネーションが最もツボに効く刺激なのやも。

鈍獣はイタギモを通り越して単に痛くて、個人的には「そこ違うんだけど〜」なツボもぐいぐい突っつかれる足ツボマッサージ的刺激。だからといってつまらなかったわけでもなく。笑った台詞は数知れず。「オバちゃん臭さを消すためのオバちゃん臭い香水」とか。
ダリの絵画のような飛び抜けた個性と違和感と居心地の悪さと、だけど目を凝らしたくなる何物かに溢れたパワーのある舞台だった。

それに!なんと客席にキャッツアイのマスター(佐藤隆太くん)とマンハッタンの赤羽ちゃん(キョンキョンよっ!!)がいたのである、もうそれだけで来た甲斐あったかもと思ってしまうミーハーな私で申しわけありません…。
赤羽ちゃんはとても美しかった。とても小柄でとても小顔で。
ずっと前に幕張のオフィス街で撮影中の彼女を見かけたことがあったが、その時は可愛いという印象だったのに今回は佇まいも含めて綺麗で同性なのにドキドキした。
マスターは顔が大きくて(笑)、テレビで見るより背が低いなと感じたのはきっとそのせいだ、だけどとても感じの良い人だった。(休憩時間に接近遭遇して数秒間観察した結果の感想。)
ついでに中越典子もいたが、先日のハニカミで沖田フジワラくんとデートなんかしくさってイケスカナ〜イという話を友人とした直後の出会いだったため内心意味もなく焦る。

友人とも食事しつつ話せたしやっぱり楽しい非日常の一日でありました。