今更ですが「イケニエの人」感想その他

世田谷パブリックシアターにて大人計画の「イケニエの人」を観た。
松尾スズキ阿部サダヲ宮藤官九郎荒川良々皆川猿時宮崎吐夢田村たがめ、伊勢志摩、近藤公園池津祥子顔田顔彦猫背椿宍戸美和公村杉蝉之介平岩紙
(並べて書くと一筋縄ではいかない名前ばかり。池津さんが浮いてみえる、笑)

女装のクドカンが可愛い(けどギターを弾くとカッコいい☆)、良々の赤いミニのワンピース姿(ウタダのニンテンドーCMをコピーしたもの)が鮮烈、名前だけは知っていたけどこんな人だったのか!と感動した宮崎吐夢(今回の舞台で一番ツボだった役者さん♪)…などの感想はあるが、芝居の中身については特に言及したいものがない。
いや、面白かったんですが。

入浴剤混入温泉や考古学者の土器捏造事件、S田S助の謝罪会見など、なんじゃそりゃ?と心にひっかかる話題がモチーフになっていたり、失敗を繰り返す人達への果てしない赦し目線が根底にあったり、壮大なSM実験(何年も白人のフリをさせられる吐夢=役名ランス)のバカバカしさに笑わせられ。‘シンナー関’という人物名が出てくるあたりは嫌がらせみたいな嬉しがらせだし。
でもなーんか、物足りないっつーかたいしたことないっつーか。(酷評?)

ただ、舞台を観る醍醐味というのは作品そのものだけではなくその一日をいかに過ごすかだと私は思っているので、ご一緒させてもらった友達との会食をひっくるめれば本当に楽しくて有意義な一日だった。

同じ日にバスツアーに出かけた大将とドラの話。
オバサマ達2〜3人連れでの参加が多かったようでドラはアイドルだったらしい。
(袋一杯にお菓子を頂いて帰ってきたドラ様。ヨッ、マダムキラー!)
バスの中で飴玉を続けて食べようとするドラを「食べ過ぎたらダメだぞ」と大将が注意したら「パパは毎日お酒を飲み過ぎたらダメだぞ!」と逆襲され、その様子にマダム達は大喜びだったそうで。
添乗員の女性からは「お父さんと息子さんだけでの参加は珍しい!」と賞賛されたのかと思ったら「きっと平日は全然一緒に遊んであげられないからでしょう?」と見破られ、肩を落とす大将であった…(笑)。

そ〜してオトコは〜酒を飲むのでしょう♪