誕生日 その2

おお!
テーブルになんだか充実のおつまみが!
ブルーチーズに生ハムにテリーヌにかに味噌にふぐのにこごり。
不思議な和洋折衷の取り合わせ、でも綺麗に盛り付けてあるあたりが泣かせるじゃーないですか。
ワイングラスも準備され小皿にフォークも鎮座している。

「仕事帰りにクイーンズ伊勢丹に寄ってきた」らしい。ありがとう大将。

赤ワインで乾杯し、(うっかり寝てしまったために)見過ごした「うたばん」を一緒に見る。
すぃんごさんの鳩芸ってば!(あ、手品か。手品の師匠、ヤマモト副長はご覧になっただろうか…)
ボーリングをするスマさんたちを見ながら唐突に大将が「俺のほうがスマップ暦は古い」と言い出す。

はいはい。
確かに貴方は夢モリのキックベースを喜んでみてらっしゃいましたよ。
「森くんの凄いキックをアンタは覚えてないだろう」

なんでそんなに威張ってるんでしょうか?
確かに私はあの番組があまり好きではなかったけど。

うたばん後は吾郎さんご出演のぴったんこカンカンを鑑賞。

「あー20歳の約束!これの吾郎ちゃんが好きだったのよー!」と叫ぶ妻。
「ふん、俺は昔から中居一筋だ」と自慢げな大将。

何を競ってるんでしょうか?

そうこうするうちに大将はワインと睡魔に負けて寝室へ。
すっかり目の覚めてしまった私はひとりでX’SMAPのDVDをセット。

やっぱり好きよーこのドラマ!と真夜中のこたつで愛を叫ぶ。

こんなおばかな母の息子はやっぱりおばかで。
寝言を言いながら笑っているので耳を澄ましたところ。

「うふっ、パンツ!パンツ!」
なにがそんなに嬉しいのかえ?

「うふふふっ、メロンパンツー♪」

おぬし…どんな夢をみておるのじゃ…。

こうして誕生日の夜はふけていったのであった。

拙者、これでも来年は…世に言う不惑ですからっ。切腹
しかしこれからもますますスマに惑うこと間違いなし。喜んでっ!