怒髪

久しぶりに喘息の発作が出てしまい、ここ数日苦しんでいた。
どうも風邪っぽいなぁ、ノドが痛いなぁと思っていたらあっという間に悪化した。年かしら。
いや。きっと精神的なもんだ。
この週末は大将にひどい仕打ちを受けたので(泣)。

あんまりWEB日記なんぞに生々しい夫婦間抗争(なんじゃそりゃ)を書くのもどうかと思うが…要は無断外泊だ(書いてるじゃんか)。

都内で仕事関連のイベントがあり、その前の二日間も帰ってこなかった(これは一応連絡があった)が「金曜は普通に帰れるから」と言っていたのに。
帰ってきやしねぇ。
電話もありゃしねぇ。
鍵を忘れていっているのでこっちも寝られやしねぇ。

最初はただ腹が立っていたがだんだん心配になってくる。
酔っ払って電車で寝ていたら何事かあったのかとか。
オヤジ狩りとか。ケンカに巻き込まれたとか。
寒い道端で眠っちゃったんじゃないかとか。
もしや警察のご厄介になってはいないかとか。

とにかく連絡がとれないので不安が増す。
布団に横になっても眠れない…そうこうするうちに咳がひどくなってメプチンエアー(気管支を広げる薬)を吸入するはめに。

朝が来ても電話もメールも来ない。
携帯はずっと留守番電話だし、土曜も仕事だとは聞いていたがイベント会場を聞いていないので連絡がつかない。
これまでの経験上、多分携帯は充電切れで大将は飲みすぎただけなんだろうと思うがそれでも心配と不安は消えない。

昼前にやっと電話。
無断外泊を詫びる大将であったが連絡が遅くなったことに関してはあっけらかんと「ケータイがつかえなくて」とぬかしおった。

世の中にケータイだけしか通信手段がないわけじゃなかろーがっ!
と咳き込みながら怒っても暖簾に腕押し。
「今日は六時ころ帰れると思う」多少はシオラシク電話を切る大将であった。

が。
抗争は終わらなかった。
具合が悪いのでドラをお風呂に入れてもらおうと待てど暮らせど帰らない。

ドラが「パパ死んじゃったんじゃないの?」とあっけらかんと笑う。おぬし、大将の血を色濃く受け継いでおるのぉ…。

風呂に入れるのは諦め、体を拭いて下着を替えて寝かせることにした。

またしても連絡はない…。

大将が帰宅したのは土曜の深夜0時前であった。
実に火曜の夜以来、4日ぶりのご帰還であった。
私は月に代わってお仕置きすることに決めた。

続く。