ドラ、5歳になる その1

昨日はドラ(息子・仮名)の誕生日だった。

「数字が語る5歳のドラ」「インタビューで知る5歳のドラ」「親の目から見た5歳のドラ」などのドラシリーズをてれてれと書く予定(笑)。
今日はとりあえず昨日の出来事をかいつまんで。

1日に日付が変わったばかりの真夜中1時半、大将(夫・仮名)からメールが来た。
「いま高尾。さいしゆう・びツクリ(原文ママ)」

こっちが『びツクリ』じゃい!
寝ぼけているのか酔っ払っているのか日本語が不自由だし。
それにしても懲りないやっちゃ。
(ちなみに高尾というのは八王子よりもさらに西で、大将が帰るべき我が家とは真逆の場所に位置する。その時間では当然千葉方面には帰れない。『懲りない』の伏線になる出来事は31日づけ「怒髪」「天を突く」をご参照下さい…)

翌朝目覚めたドラが「パパは?また帰ってこなかったの?」と呆れ顔するのも無理はない。
大丈夫だよ、ドラ。一応生きてることはわかってるし。
今日も多分パパはお仕事で遅い帰宅だから誕生ケーキはママと二人で食べよう!二人で逞しく生きて行こう!
そう心で呟いて幼稚園に送り出した。

ケーキとプレゼント(消防車、パトカーなどのトミカセット)を買ってドラを迎えに行くと「少し熱っぽかったみたいです」とバスの先生に言われる。

それでも元気なドラは帰宅するなりケーキにパクつき、ミニカーセットに大喜びする。
「なんで欲しかったのがわかったの〜?」と目をキラキラさせる我が子の可愛さよ(完璧なる親バカぶり)。

晩御飯はドラの好きなオムライスでも作ろうか、散らし寿司にしようか…とお米を研いでいたら電話がなった。

「あの〜ワタシです」
「あら、よく電話を覚えてらしたわ」

大将であった。思わず敬語で対応する意地悪い妻スミコ。

「ええ、あの今日は早く帰りますから」
「まぁ無理しなくてもよろしくてよ、ケーキも食べちゃいましたし。プレゼントも渡しましたし」
「あ、もう用意してあったんだプレゼント。何?」
「緊急車両セット、でございますわ」
「はぁ〜そうですか…」

さすがにしょんぼりしている。
ちょっと可哀想になったが自業自得であろう。
早く帰ると言っても月曜火曜は毎週会議がある大将だ、ドラが起きている時間には無理だろうと思っていたら。

日常ではありえない時間、夕方の5時半頃に「ただいま〜!」の声。

続く