立春

寒い。こんなに寒いのに暦の上では春。

昨日は節分だったのでドラと豆まきをした。
幼稚園でも豆まきしてきたドラは「やり方しってるよー♪」と張り切ってベランダに出ると「おにはーそとーッ」と叫び豆を投げる。
すぐさま鳩が駆け寄って豆を啄ばむ。掃除いらず(笑)。

「ふくはうちー!」部屋にも思い切り投げようとするのでなんとか静止して「お部屋の中はそーっとやろう、豆が色んなところに入り込んじゃうからね」と言い聞かせる。
少し不満げながら納得し投げ方と同時に声まで抑え目にするドラ。
福を呼び込まなきゃいかんのだがな、室内でも思い切り投げた方がいいんだろうか…冷蔵庫の下とか行っちゃうと困るんだけどそんなこと気にしてたら福は来ないのか。うーむ。

などと考える母を尻目に早くもドラは福豆を食べ始めている。
「5つよ!」と釘を刺すと恨めしそうである(ドラはこの豆が大好きなのだ。そして私がたくさん食べるのをじーっと見つめるのである。明日もおやつ代わりにお食べ!)。

夜は(最近の風潮にまんまと流されて)恵方巻きなるものを食してみた。
西南西の方角は適当に見当をつけたが「黙ってかぶりつく」というルールは守れない、なんせドラが途切れることなく話しかけてくるから。

「ねぇねぇ鬼はどこに行ったの?」
「なんであっち向いて食べるの?」
「豆はなにでできてるの?」
「鬼のパンツって歌しってる?」
「ママはほんとうはいくつ?800歳?」
「明日も豆まきしたーい、いいでしょ?」

なんでやねーんッという質問も含め、よくもまぁこんなに喋ることがあるもんだと感心する。
毎日豆をまかなくても、あまりのうるささに鬼も逃げだすに違いない。

同じ頃、高幡不動では副長と源さんが豆をまいておられたようだ。
TVでは成田山だとか川崎大師ばかりが取り上げられていたが、私の心は今もなお組!を追い続けている。

スマ友さんから「チャノミバ」を録音したものを送っていただいた。
ありがたやありがたや!
副長の熱い語りを直接聴けて幸せだ…香取局長を語らせたら右に出るものはいませんよ山本副長!
糸井さんの熱い「キムラ語り」も可笑しくて。

人が人を好きになる気持ちに男も女もないなぁと思う。
時として見当違いだったり傍の人を退かせたり、暴走したり迷走したり勘違いしたり。
でも美しいなぁと思う。

春だぁねぇ。(そんなまとめかよっ)