ドラとマルクル

今週は幼稚園で午後から個人面談が行われているので短縮保育となっている。我が家の面談は月曜だった。
先生のお話によるとドラは何事も「丁寧で」「じっくり時間をかけて」行動しているらしい。
それって単刀直入に言うと「のろま」ってこと?うーむ、私に似たか…。
まぁこれも個性だ。
特に問題行動もないようだしお友達も増えているようだし、上等上等。

昨日は午後の予定がなにもなかったので、思い立ってドラと「ハウルの動く城」を観て来た。
千と千尋…」のDVDを観たときは楽しみつつもかなり怖がっていたドラだったので、ハウルはどうかなと少し心配していたが戦争のシーンなどにも特に怖気づかず(多分ワケがわからなかったのだろう)、途中少し飽きていたが最後まで騒がずに鑑賞してくれた。

一番ぐっときたのはマルクルのようで。
映画が終わると早速「待たれよ…」がドラのマイブームに。
さらに「わしはピーマンが嫌いじゃ…」「にんじんは好きじゃ…」などとアレンジを加えながら声真似しながら歩く。
おかげで帰り道はずいぶん時間がかかった(笑)。

映画自体の感想を聞くと「うーん、よくわかんなかった」「なんで戦争してたの?」「ニンニンのほうが面白かったけどハウルも面白かったよ」とのこと。

ごもっとも。なんで戦争していたのか、なんで唐突にやめる展開になったのか、そのあたりは大人でもわかりにくい。
「だれかが勝手に戦争をしたかったんじゃない?」とはドラの推察。
まぁ確かにね、誰か戦争をしたい人がいるから戦争は起こってしまうんだと思うよドラ…。

わかりにくさも飛び越えて大人も子供も夢中にさせるキャラ作り、絵の美しさは宮崎アニメ、さすがだよなーと思う。
ハウルの声の人』については事前に教えておいたが途中までピンとこなかったらしい。
映画の中ほどで「あ!ホントだ、タクちゃんの声だー♪」と嬉しそうに小声で囁き目を輝かせるドラであった。

家に帰って食事の支度をしているとドラがガスレンジの火をじーっと見つめている。
「ねぇうちにはかるしふぁーはいないの?」

いると楽しいのにねぇ。

「ねぇママは魔法つかいじゃないの?」

そうだといいのにねぇ。
それでもって魔法のドアからハウルが帰ってきてベーコンエッグ作ってくれたらいいのにねぇ♪

だけどうちにはちびマルクルがいる…ってことはここだけの秘密☆おほほ☆