小さい頃何になりたかった?

昨日突然ドラに尋ねられた。
「ママは小さい頃何になりたかったの?」
「えー?なんだろ、色々だったかなー。お嫁さん、お花屋さん、本屋さん、アナウンサー…」
「ふーん。どうして?」
「どうしてって言われても…(そういえばそのどれにもなってないんだなぁ、お嫁さんってのも当時思い描いてたのとはまったく違うもんだしなぁ)」
「ドラはね、消防士さんとエレベーターの人!」

エレベーターの人とはなんぞや?と思ったらエレベーターガールのことだった。
なぜ突然エレベーターガールなのか。
それは昨日、園外保育で連れて行ってもらった千葉ポートタワーで初エレガー体験をしたかららしい。
ドラにとって「動くものを操る人」はすべて憧れの対象となりうるようだ。

「ドラは電車が好きなのに電車の運転手さんにはなりたくないの?」
「だってさ、脱線するかもしれないでしょ」

中越地震で新幹線が脱線したTV映像を見た影響だろう…。
東武野田線’を‘トウブの脱線’とワザと言い換えるドラである(5歳児なのにコテコテのオヤジギャグ)。
何にせよ「脱線」は強烈だったんだろうな。

「あとはね、イルカショーの人!イルカに乗るの!」
「あ〜、鴨川シーワールドで見たもんね。シャチじゃなくてイルカ?」
「だってシャチは食べられちゃうでしょ、でもイルカは可愛いもん」

なるほど、ドラなりに危機回避しようと思ってるわけね。そーいや意外とこまめに戸締りやパパの忘れ物をチェックするドラは衛さん@Mの悲劇ぽいかもしれん。
本来は消防士さんってのが一番危険な気もするがのぅ。

「そいでさー、子供を産みたい!」

は?
エレベーターガールですら相当難問だというのに、出産までご希望か?

「子供が産まれたらママ、会いに来てね!」
「う、うん」
「産まれそうになったらケータイ買うからさ、電話するよ!」
「う、うん」

ドラの夢は細部だけ妙にリアルだ。

小さい頃になりたかったものに実際なっている人はどのくらいいるんだろう。

‘お母さん’は‘エレガー’よりも厳しいがドラよ。
あーなたーのゆーめをーあーきらーめーなーいでー♪

「あ、それとね。ゆめかちゃんとケッコンするの」
「ゆめかちゃんは京都に行っちゃったのに?」
「だからさ、京都に引っ越そうよ!」

どこまでも前向き。なのか?
ま、夢もみよ恋もせよ…でありますな。