空蝉日記 その13

とにかく5人が神様サイズで目の前にいる、その事実だけで空を飛べる。
5人で会場中を包み込む笑顔で手を振っている、その姿だけで宇宙に行ける。

待っててくれてありがとね、来てくれてありがとね、楽しんでくれてありがとね、SMAPを好きになってくれてありがとね〜!
俺達も待ってたんだよ、楽しいよ、最高だよ、この瞬間が大好きだよ!
ずっと好きでいてくれるみんな、愛してるよ!

それぞれの笑顔がそう語りかけてくれる。
言葉なんてなくたって全部伝わる。
こっちの気持ちだって全部伝わってる。

確かに今このときは相思相愛。最上の時空に流れるは天上の調べ。

そりゃもう「世界中が幸せになれ」と大合唱しますよ。
世界中がこの会場と同じくらいに幸せになれ!この瞬間と同じくらい輝け!と心の底から祈りながら。

宇宙船トロッコ号はSHAKE、夜空ノムコウ、オリジナルスマイルと最強の媚薬を惜しげもなく注ぎ込んで私たちを昇天させてくれた。

1ヵ月が過ぎた今でもまだ。
ある意味では私は、02年のドリスマツアーからずっと昇天したままなのかもしれない。
新潟で初めての超無限大・宇宙旅行をして以来壊れっぱなし。
とどまるところを知らず底抜けのアゲアゲで遥か彼方へイキっぱなし。

去年LIVEがなくてもスマに対するテンションはまったく変わらなかったほどに備蓄されてるスマ愛が、今年また強烈にチャージされてしまった。

イっちゃった後はそりゃ、白くもなりますよ。
「小さな死」ってやつですよ。
抜け殻になっている身体でも、メディアに登場しない日はない彼らの姿に敏感に反応してしまうわけですよ。

もうあかん、あんたらなしでは生きていかれへん。(なぜエセ関西弁?)

一年間また直接は逢えなくても。
抱きしめあうのにブラウン管はいらない♪なんてじれったく思い続けても。

あの瞬間の魂の交信を心に、その宇宙の光景を胸に焼き付けたから。
5人から放たれる計り知れない慈愛やら零れ落ちる色気やら扇情的オーラやら、極上の笑顔やら静謐な祈りやら無垢な感謝やら、5人群れていればこその愉悦やらをたっぷり吸い込んだから。

またどこかで逢えるまで。
色々あっても頑張ろう。諸々あってもやってこう。
また来年、きっと逢えると信じて。

あ、なんかまとめっぽい。しかも優等生っぽい。(いやむしろ痛いポエマー&痒いエロ?)

次回でラスト〜!(多分)