熱 その2
目覚めたドラはすっかり気分も良さそうでいつもの調子を取り戻していた。
しかしいくらなんでも病み上がり(というよりも、まだ本当に快復したのか半信半疑)のドラを、自分の楽しみのために寒さと人ごみに晒すのは忍びなく。
今回はパスしたほうが無難だよな…と再び腹を括っていた私にドラが「ねぇねぇ、おなかすいたんだけど」
「あ、そう?何なら食べられそう?」
「なんでもー!メンタイ卵ごはんとかっ♪かつどんとかっ♪」
か、かつどん…?
「じゃ、野菜スープと明太ご飯でも少し食べてみる?」
「すこしじゃないよ、いっぱい!」
あのー。
すっかり治ったとですか?
食卓にお皿を並べ、自分が食べるのは昨夜ドラがほとんど手をつけなかったりんご入りカレーでいいや…と用意しているとドラが叫ぶ。
「いいなぁ、ママ!カレー食べたい!」
どうぞどうぞ。心ゆくまでお食べ。
カレーを平らげ野菜スープを飲み干しアロエヨーグルトまで完食したドラに、もはや風邪っぴきの面影は微塵もない。
行けるのか?行っていいのか?イっちゃうよ?モザイクなしよ?(それはCDTVネタ…)
かくして、やや迷いつつ託児観劇を決行してしまったスミコであった。
(12人の感想はまた別途書くつもりであります。)
芝居が終わってすぐに友人に電話をかけ様子を聞くと「まーったく問題ないよ、熱も全然ないし凄く元気」とのこと。
いやーヨカッタヨカッタ。
ドラも友人宅の愛らしい犬と思う存分戯れることができて、すっかり満足したようだし本当にヨカッタ。
その友人と落ち合ってドラも交えて美味しいイタリアンを味わい、軽くではあるが乾杯もできたことは出来すぎじゃないか?と思うほど幸せでヨカッタ!
今日は幼稚園でクリスマス会。
いつも以上に張り切って園バスに乗り込んでいたドラ、あの熱は一体なんだったんだろう?
何にしろ、ツいてたなー。
オーラス@スマコンに行けなかった私にチケの神様が微笑んでくれたということがひとつ。
友人が快くドラを預かってくれたことがひとつ。
高熱を出したのに恐るべき快復力をドラが発揮してくれたことがひとつ。
全ての巡り合わせに感謝。
お芝居のことも野ブタのことも組!!のこともスマDVDのことも、福岡メシのことも松尾スズキの「ようこそ先輩」のこともフィギュアスケートのことも、あれこれ書きたいところだが時間切れ。
またこんどー!