好きなものが溢れている

昨日、近所のパルコにある映画館で「THE有頂天ホテル」を観た。
水曜だけでなく木曜もレディースデーとなっていて大変よろしくてよ。
封切り間もない話題作&レディースデーで映画館は満杯。
女だらけかと思いきやそうでもなく、年配のご夫婦が多かったのはやや意外であった。

そして映画は、やはりミタニン大好きだよぅ!と愛を深める仕上がりでござった。
キャストの名前が流れるオープニングから幸せな心持ちになれるのだ。
好きな役者さんばかりだから。
そして彼らは期待にたがわない演技を見せてくれる。
三谷作品を長年こよなく好んできたファンにとって、ツボな場面が山ほどある(勿論これが最初の三谷作品…という方にとっても楽しめる映画だとは思うけれど)。

組!のあの人とあの人がこんなことを!とか。
あの人があんな台詞を!とか。
それは古畑に出てきたホテルね?とか。
その夫婦は「みんなのいえ」設定のままね?とか。
きっと見落としている小ネタもあるんだろうな、ああもう一度観たい!
そしてDVDを買いたい!

ネタがどうこうというのは二次的な話で作品そのものが本当に面白い。
観終わった後、なんともじんわり。
昨日も寒さが厳しかったがとても温まった。
満員のお客さんたちも一様に満足気だったのも嬉しい。

もうひとつ好きなものの話。
水曜日に始まった「神はサイコロを振らない」、これも好きな役者さんが集結していてドラマ自体もドンピシャ好みでたまらんたまらん。
緩急のバランス、ユーモアとシリアスが交じり合うサジ加減、30代半ば以上の年齢ならばグッとくるであろう台詞がピリっと効いていて。
ドラマサイトにある‘10年前のわたしからの質問’からして既にど真ん中ストレートを突いてくる。

今期はこれと「時効警察」があって幸せだ。
ドラは「西遊記」があって幸せそうだ。

好きなものが溢れる毎日。
簡単に言えばこの10年、私はそんな毎日を過ごせているわけだ。
今日はたまたま誕生日。
10年前はちょうど30。
初めてスマコンに行ってお茶の間ファンを脱皮した記念すべき年。ほほほ。

10年間そりゃもう色々あったが、猛烈に強烈に熱烈に好きなものが増えたのは紛れもなく幸せなこと。
これから50歳(!)になるまでの10年も、好きなもので溢れさせてやるともさ。
そのためには心身ともに出来るだけ健康でいなけりゃな。

決意も新にヨソジへGOでしょ、GO!