胸に迫る数字

大人は‘数字’で分かったようなカオをする。

「星の王子様」でそう刷り込まれて以来、数字で何かを語るのには消極的になっていた気がする。
でも数字の向こうから伝わってくる感情の厚みも当然あるんだよなぁと今更ながら思うフワクである。

一昨日、ドラ(息子・仮名)が6歳になった。
2000年の2月1日に14時間50分の分娩にて2900g、49.5cmで産まれた彼は今現在体重18.8キロで身長は109cmになった。
クラスで前から三番目のおチビだけどそれなりに成長している証に、入園した2年前から比べると体重は4.5キロ増え身長は12cmも伸びた!

いや〜大きくなりました。
年長さんになってからは水疱瘡で二日休んだだけだし、心身ともにスクスク育ってくれていると思う。

先日は体育スクールで三個目のメダル(300回スクールに通ったというご褒美)を貰えてニッコニコだったドラ。
ついについに逆上がりもできるようになり、かーさんは嬉しいよ!
くるっと軽やかに回ったドラを、驚きながら本当にスローモーションで見た。

「凄いよドラ!やったねドラ!」と心の中で感激しているうちに「あ、これはどこかでみた風景…あ、あれだ『凄いよりん、やったぞりん、りろりろりん、インリン!』、あんときのすぃんごとごろちゃん最高だったわ…」とあらぬ方向へ(つまりいつぞやのスマスマコントを)連想ゲームしてしまった母を許してくれ給へ。

脱線ついでにすぃんご、29歳おめでとう@31日。
33・33・32・31・29っていう数字もグッとくるね(スマヲタ限定だが)。
メンバーにお祝いしてもらったかな、すぃんご。

え〜、ドラの話に戻そう。
彼の誕生日はケーキと本(ぐりとぐらくるりくら)とプラレール(またかよ!)とお子様メニューオンパレードで祝宴を開いた。

26日から出張で全国行脚していた大将(夫・仮名)は、ドラの誕生日だからと根性で七日ぶりの帰宅を果たしてくれたし。
「誕生日だから明日にする!」とわざわざ見るのを我慢していた西遊記も存分に楽しんでいたし。
何よりも色々な人からの祝福を受けられたドラは間違いなく幸せな6歳だ。

昨日は幼稚園最後の参観日だった。
親たちが色紙や和紙を折ってさくらの花を切りとり、子供たちは大騒ぎしながら一枚ずつ大きな木の絵に貼り付けて満開の桜を作った。

卒園までの通園日があと30日になりました…と仰る先生の言葉に、見上げる桜が一瞬ぼやけた。