ミーコよッ、語るわよッ? その4

あーもうここまで語るので疲れちゃったわよぉ、最近スミコにつきあってアタシも寝不足なのよぉ。
スミコってば、三度のメシと酒&温泉と同じくらい好きなSMAPの番組もろくろく見られないくらい多忙なのよぉ。
余計なお世話だけどそろそろあのHDDってやつ?やばいと思うわよ…。

まーそんなこともあってアタシが出てきちゃったんだけどねッ。
あー強いお酒が飲みたいわねッ、まっ昼間だけどねッ。

11日はね。
スミコはガッコをニ往復したわけよっ、いわゆる送り迎えってやつ。
約2時間普通に歩くだけでも疲れるじゃなぁい?
ほっそい歩道をはみ出さないように小道から出てくる車にも気をつけるように…とかって色んな注意を言い聞かせながらガッコについて。
とりあえずこの日は校門まで送って、まぁ徐々に長い距離を一人で歩かせようってのがスミコの腹積もりらしいのよ。
そしたら1年3組はまだピカセンセが来てなくてね〜、教室の前でもじもじしてる子供たちがいたもんだからスミコは遠巻きに見守ってたわ…。
他のセンセが扉を開けてくれて一安心して来た道を戻り始めたら、辛そうな顔のピカセンセが足取りも重くご出勤よ。

スミコは「センセ、もうちょっと早く来てくださいね〜」なんて言えるタマじゃないからフツーに「おはようございます!」って声だけかけてたけどもっ。

でもまだ朝の送りはよかったわけよ。
問題は帰りよ、帰り。
帰りっていってもこの日は「下校時刻10:45」なんて書いてあって、それを読んだダンナっちが「これは嫌がらせか?」って呟いてたらしいわよ?
しょーがないわよ新一年生だからねー、洗濯だけしたら迎えにいくわよーいきますともさー!って半ばヤケになってたわねースミコは。
本当はね、途中まで先生方が集団下校を引率してくれるって話だったからその場所まで行こうとしてたらしいのね、いくら過保護なスミコといえども。

ただ、雨が降ってきちゃったからねぇ。
傘を差してあの道を歩くのは容易じゃないわよーと独り言いいながら結局ガッコまで迎えにいったスミコだったわけだけども。

驚いてたわねースミコ。
だってねぇ、収拾がついてないわけよぜんっぜん。
要するに一年生の集団を送るのに必要な人員が確保できてないってことねっ。
入学式当日に下校ルートによって4つのリボンで色分けされて、ドラっちは緑コースになってたんだけど、このコースがざっと30人以上!