ミーコよッ、語るわよッ? その3

ななみちゃんとは顔見知りだったけど、スミコはそのおかーさんとは面識がなかったらしいのよ。
N幼稚園からは数名しかF小学校に行ってなくて、そんな意味でも「よろしくお願いします」と笑顔でご挨拶してたけどもぉ、スミコも内心ドキドキしたみたいよぉ?だってやっぱ、気になるんじゃなぁい?息子のGFのおかーさん!
そーしたらば感じのいい方だったみたいで☆
良かったわね〜スミコもドラっちもッ!

「ドラくんとはラブラブだっていつも聞かされてたんですよ?」なんておっさってたわーななママ!
知らんかった!ラブラブとは知らんかった!ってスミコの心の声が聞こえたわよアタシには…ふっふっふ。

話がそれたついでにもーひとつドラっち情報ね。
イタリアンレストランを後にして、ぱらぱらと降り出した雨の中をドラ家族は歩いて家に向かってたんだけども。

向こうからなんだか見たことのある母子が来るわけよ。
視力のいいスミコがすぐに「あかりちゃん!」って言うじゃな〜い?

あかりちゃんってのはN幼稚園のゆり組、まつ組と一緒だった子でねっ☆
発表会でドラっちは牛魔王を、あかりちゃんは羅刹女を演った仲でねっ☆
どうやらあかりちゃんはドラっちのことを憎からず思ってくれてたみたいなのよぉ。
ドラっちはバスではななみちゃんと、クラスではあかりちゃんと、楽しくよーちえんライフを満喫してたってわけねッ!
ドラっちも隅に置けないじゃないのよぉ♪

そのあかりちゃん。
私立の小学校を選んで電車通学だってゆーのよぉ。
ちょうど駅からの帰り道だったわけね…ドラっちたちはいつもは通らない道だったから、そんな風に出会うなんてそりゃもうみんなビックリよッ!

雨も降ってるし帰宅途中だし、二言三言で手を振ってたけども。
スミコのダンナがミョ〜な顔をしてたわよっ。
以下、夫婦の会話を実録ねっ☆

「運命的だ…」
「何が?」
「同じクラスになったななみちゃん。違う学校にいったあかりちゃん。小雨が降ってて。桜が散ってて。なんだよーこのドラマみたいな設定は!」
「ドラマって…」
「それにしてもなんだよアイツ!6歳のくせしてななみちゃんとあかりちゃんだ?生意気なんだよ!」
「まぁまぁ。落ち着いて」
「チクショー!」

スミコのダンナっちってのは、かなり笑える男だわねぇ?

そんなことより!
11日のことをアタシは語りたいのよッ!!バシッ!!