ミーコよッ、語るわよッ? その6

迷子ちゃんは可愛い女の子だったんだけどもっ。
おうちーをきいてもわからないー♪っていう歌の通りで、緑コースのリボンはつけているけれどもどのへんが家なのか皆目見当つかないのよっ。

そうだそうだ、と名札を裏返したら住所が書いてありましたとさ。
藤○4丁目。
そう、4丁目。

…は?!
ここは津○沼3丁目!全然違う方向じゃないのよっ?どうして緑コースに?しかもこんな端っこの方まで?

スミコやそこに居たお母さん方は一瞬頭を抱えてたようだけど、気を取り直して学校に連絡してたわねー。
なんとか2組の担任と連絡が取れ、その場所まで車で迎えに行きますと話がついてしばらくそこで待ちながらスミコは仲の良いママ友に経緯説明してたわッ。彼女も驚き半ば呆れてたわッ。

そりゃそうよね、たまたまガッコまで行ったスミコだったわけよっ?
なんで担当の先生の代わりに最後まで引率して迷子ちゃんのケアもやってるんだろうってねっ?

勿論迷子ちゃんは悪くないのッ!
1ミクロンも悪くないのよっ!!